第73回話音倶楽部

2015年6月28日(日)


2015年6月28日(日) 午後3時開演  ~ 18世紀マンドリンと19世紀ギターとともに ~ 
 
【出 演】
デュオ アルスター <児嶋絢子(マンドリン) 槐 智明(ギター)>  
片岡道子(マンドリン)


~ 18世紀マンドリンと19世紀ギターとともに ~
★18世紀マンドリン : Antonio Vinaccia Fecit neapoli Anno (1772年)/(1774年)
★19世紀ギ タ ー : Juan Perfumo(1843年) ・・・ 1901年(明治34年)に比留間賢八がヨーロッパから持ち帰ったギターです。

★★★☆☆☆★★  duo alster & kataoka  ★★☆☆
 
 
 
話音倶楽部第73回目は、デュオ アルスターのお二人と、片岡道子先生によるバロックなコンサートです。
梅雨の晴れ間の暑い一日でしたが、クーラー&扇風機をフル稼働。
新しいカーテンがかけられ、明るくなった会場でお客さまの到着をお待ちします。 
 
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18~19世紀の楽器たちは、普段私たちが聴き慣れているマンドリン&ギターに比べ、かなり低いピッチでチューニングされています。
ピックも鳥の羽根を削ったものや、細長い形状のものを使っていました。

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楽器自体の作りは、現代の楽器と比べてシンプルで、ペグはただ木の棒が挿さっている状態です。
季節によって蝋やチョークを使って、ネジの回り具合を調節するそうです。

シンプルであるがゆえに、調弦が大変難しいとのこと。練習時間の大半が調弦で過ぎてしまうこともあったとおっしゃっていました。
「この楽器が生まれた18世紀には、インターネットはもちろん、テレビも車も無い時代でした。生活そのものが現代よりもゆっくりとしていたのだと思います。曲も、その頃はもっと遅く弾いていたのかもしれません。」と児嶋さん。

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低いピッチとゆったりしたテンポの演奏が、「バロックマンドリン、いとをかし」なんてつぶやきたくなるような雅な雰囲気を醸し出します。
(時代はずれてますが…)
スピードと物量が求められる現代生活の中ではあまり味わえない、のんびりとした癒しに包まれた午後となりました。

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11/14(土)にも、デュオ アルスター&片岡道子によるコンサートがおこなわれます。
こちらも是非お越しくださいませ。   (岡村綾子 記)
 
 
●プログラム● -----------------------------------------------------------------

        73waon Program1
73waon Program2

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     第73回話音倶楽部-デュオ アルスター写真  Duo Alster
 
●プロフィール● -----------------------------------------------------------------
 
★ Duo Alster (デュオ アルスター)
マンドリニスト児嶋絢子とギタリスト槐智明による、マンドリンとギターの デュオ。
共に留学中であったドイツ国立ハンブルク音楽大学で出会い、多くの共演を経て、2013年【 Duo Alster 】を結成。 Alster(アルスター)とはハンブルクの観光名所アルスター湖から命名された。
2014年、洗足音楽大学クラシックギターコース原善伸教授をゲストに迎え、1st アルバム「Duo Alster」 をリリース。
マンドリンとギター音楽の新たな可能性を追求し、活動の場を増やしていく予定である。
 
児嶋絢子 (こじま あやこ) マンドリン  ・・・ 児嶋絢子オフィシャルホームページ
フェリス女学院大学卒業。トキワ松学園マンドリン・ギター部、慶応義塾大学マンドリン部、東京マンドリン宮田楽団を経て、2006年渡独。
2013年、ドイツ国立ハンブルク音楽大学マンドリン科首席卒業。
2011年、第2回全国マンドリン独奏コンクール優勝。
2012年、ラファエレ・カラーチェ マンドリン独奏コンクール3位入賞(イタリア)。
2010年から2012年までベルリン州立音楽学校講師を歴任。日本をはじめドイツ、フランス等で数多くの演奏会や音楽祭に出演。日独間の交流(マスタークラスや音楽祭など)にも精力的に活動を行う。
2013年より嶋田ミュージック、イグチミュージックスクール講師。こじまあやこマンドリン教室主宰。
Steffen Trekel、越智敬、片岡道子、宮田蝶子、桝川千明の各氏に師事。
 
槐 智明 (さいかち ともあき) ギター
ギターを大島康雄、原善伸、Nashir Nangialai、 Klaus Hempel、Olaf van Gonnissen 各氏に師事。
洗足学園音楽大学クラシックギター科在学中、JTアートホール主催の「期待の音大生によるアフタヌーンコンサート」、ラテンアメリカンミュージックウィークでのD.ハンチャード氏との共演など、多くのコンサートに出演。
卒業後、渡独。
チューリンゲン音楽祭、ユニセフチャリティーコンサートなどの音楽祭に招待されドイツ、フランスで70公演以上のコンサートを行うと共に、ノルダーシュテット市立音楽学校等にて特別講師として経験を積む。
2011年ドイツ国立ハンブルク音楽演劇大学大学院クラシックギター科首席卒業。
井桁ギターサロン講師。嶋田ミュージック講師。さいかちギター教室主宰。
 
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~ 18世紀マンドリンと19世紀ギターとともに ~
★18世紀マンドリン : Antonio Vinaccia Fecit neapoli Anno (1772年)/(1774年)
★19世紀ギ タ ー : Juan Perfumo(1843年) ・・・ 1901年(明治34年)に比留間賢八がヨーロッパから持ち帰ったギターです。

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