活動の記録 | 片岡道子のプロフィール | 片岡道子の日記
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ドイツ・ヴァイカースハイム城 国際音楽祭2008 -ギター、フルート、マンドリンのための-
2008年8月26日(火)
期間:2008年 8月17日(日)〜8月26日(火) 10日間
場所:ドイツ ヴァイカースハイム
ドイツ観光のメッカ、ロマンティック街道沿いの静かな街ヴァイカースハイム。
16世紀に建てられたヴァイカースハイム城の城館を会場に、
ドイツ音楽家連盟DTKV 主催により、ギター、フルート、マンドリンのために開催された
「ドイツ・ヴァイカースハイム城 国際音楽祭2008」 に、講師として参加しました。
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いよいよドイツに出発の日
私たち夫婦は朝6時過ぎに自宅を出発、7:07新宿発の成田エクスプレスで成田に向かいました。
大きなスーツケース2つ、マンドリン、預かりもののギター、それぞれにリュックサックといういでたちです。新宿で松下、西嶋、仲谷、仲野の4人と合流しました。成田到着後、岡村、葛城、安藤の3人とわがマンドリンチームが全員集合しました。
その後、他のギター、フルートの皆さんと一緒にチェックイン、無事11時半に出発しました。
11時間の飛行時間も不安と期待が入れ乱れる中、寝ては食事、映画を見ている間に無事フランクフルトに到着しました。
空港で出迎えてくださった佐々木先生のご案内でバスに乗りバイカーズハイムにむかいました。
なんだか緊張していたのですね、カメラを取り出すこともせずぼ〜〜っとバスに乗っていました。
後ほど皆の写真から景色や様子をアップします。とりあえず行動をご報告です。
合宿所に着いたのは夜の7時半ごろでしょうか?
ここで越智先生、先にドイツ入りしていた吉永さんと会うことが出来ました。
まずお部屋の鍵を配られてそれぞれに荷物を置いて、夕食(いよいよパンとチーズとソーセージ、ハムのスタートです。)をして今日の一日が終わりました。ここまでが同じ17日(ドイツ時間)になります。
二日目は午前も午後も明日の演奏会に(Wandelhall :Bad Mergentheim)に備えてのアンサンブル練習となりました。越智先生のご指導です。
曲目は
ヴィヴァルディ:シンフォニア
マンドリンソロ:クラウス
小池正夫:古戦場の秋
武井守成:踊る小花
指揮は越智先生できまりました。
お昼の休みに皆を近くのスーパーまで案内して飲み水その他をお買い物しました。
下の写真は皆が一週間お世話になったスーパーとその周りの景色です。空が綺麗でしょう!
夜はコンサートです。
時差ぼけで眠いのですが素晴らしいRoberto Aussel先生のギターソロ、Thomas Muller-Pring先生と工藤先生のギター&フルートのアンサンブル、Thomas先生のギターソロ、フルートの工藤先生とピアノ伴奏の上原先生の演奏に、目が覚めました。
朝9時15分から、今日から始まるシュテフェンの基礎講座、45分間バッチリトレーニングしました。
この日から、ドイツから参加の3人(ブリギッテ、カローラ、ルートの3人娘)もずっと行動を一緒にしました。
10時からは今晩のコンサート用の練習開始です。この日は私もマンドラを弾くので写真が撮れませんでした。歓談中のクラウスと越智先生です。
午後も短い時間練習して、3時にバスで会場のあるBad Mergentheim という温泉村に向かいました。
途中、町の中を散策、私と数人は疲れるのでティーショップで待っていました。
この教会のステンドグラスがとても美しかったです。
見物も終了していよいよ会場に向かいました。なんとなく雲行き怪しい感じでしたが、会場に着くまでは降らずに、リハーサル中に雷とスコールがありましたが、演奏会が始まるころには上がっていました。
リハーサル風景
会場に飾られた看板です。
7時からの本番の様子です。
クラウス氏ソロのマンドリンコンチェルト
古戦場の秋と踊る小花
思いのほか沢山のお客さんにお越しいただき、その中にたまたまいらしていた日本の方(スペイン在住の避暑に来られていました)にお目にかかったり、と楽しい出会いがありました。
プログラムです。
9時近くまでかかりましたが、最後までお客様は熱心に聞いてくださいました。フルートや歌の方との一緒のステージは楽しかったです。ぜ〜んぶの写真載せていると大変になるのでマンドリンの部分だけ載せました。
朝練習場に向かう道々でお城の風景を撮ってみました。
この日も朝9時15分から基礎練習です。
私は、この時間に岡村さんのレッスンを見学に行きました。
先生によっていろんな意見が合って面白いな? と思いました。私とトレッケルさん、越智さんだって似ていても違うところはいっぱいあります。
その後10時からのアンサンブル練習は越智先生がコンクールの審査員でいないので私が代役を勤めました。安藤真裕子さんの曲と浜辺の歌、と金曜日に演奏するヴィヴァルディのコンチェルトD-durです。最後の30分ぐらい安藤さんが個人レッスンから帰ってきたのでご自分でリードしてもらいました。
この日は真ん中の日なのでお昼をレストランに皆で行きました。
皆の食べたお料理です。
皆でシェアーしてたべました。おいしかったで〜〜す。
その帰り午後の練習までの間、広場の教会とスーパーと駅に行ってみました。
汽車は一日に数本しかなく単線だし、深閑としていました。
午後は3時半からそれぞれ個人レッスンです。私もドイツの3人娘?(おばさんかな?)のレッスンを以後3回しました。言葉はわからなくても通じるものですね。「小さなガボット」を見てくれといわれ楽譜を見ると、私の書き込みの上に、トレッケルさんが直した部分があり、ここでも二人の意見が違うのが面白かったです。
夕食後は演奏会をまたまた、聴きました。
同じクラシックギターでも本当にいろんな音楽があるのですね。
その後、越智さんの泊まっているコンドミニアムに皆でいってお話、越智さんのとめどなく出てくるお話はとても勉強になるし楽しいです。尽きることはありませんが、まだ講習会の半分も終わっていないので、体のことを考えて、私と桂ちゃんは12時に先に帰りました。
この日も朝の基礎練習の間に今度は仲野君のギターレッスンを見学に行きました。
言葉はわからないのに、つい横から口出ししてしまい、「イカンイカン!じっと我慢してみなくっちゃ!」と自分に言い聞かせていました。きっとご本人たちはすごい刺激を受けたと思います。
この日のアンサンブル練習の後、和やかな雰囲気で越智先生と記念撮影をしました。岡村さんが撮影してくれたので入ってないのです。「オカム!ごめんね!」
午後からはいつものように個人レッスンです。マンドリンの方々のレッスン風景も撮りたいのですが、アンサンブル練習や、私のレッスンと重なって誰も写真に残せませんでした。これもごめんなさい。
この日は7時からスチューデントコンサートに、葛城梢&安藤真裕子さんのお二人が演奏することになりました。曲目は
ベートーベン:アンダンテと変奏曲
安藤真裕子:アメンボ
ドイツ在住の安宅さんがたまたま写真を撮ってくださっていました。
急に場所がかわったりしてビックリしましたが、落ち着いていい演奏をしてくれたと思います。
この日は歌ありフルートあり、皆一生懸命発表していました。
その後はまた毎晩のコンサートです。今日もギターソロ、そしてフルート&ピアノでした。
この夜は松下さんのお部屋で、安藤さん、葛城さんのご苦労会をしました。地元のスーパーで買った
ビールとお菓子を開けて、楽しい日本語での会話をゆっくり満喫しました。
この日はトレッケルさんのレッスン、基礎練習もないとの越智さんからの連絡に、皆のんびりと練習室に向かっていました。でもシュテフェンさんは朝の基礎練習はするつもりだったんだって・・・・・
たまたま早めに現れたドイツ組みの3人で練習してもらいました。こんな行き違いもありますよね。
この日は、以後は今日の夜の練習のために、シュテフェンさんは昨日夜到着したミヒャエル(ギターリスト)と練習するのだそうです。
10時からのアンサンブルは、越智さんが二重奏のコンクールの審査員で出かけたので、また私たちだけで練習しました。明日の夜、パークコンサートで弾く曲を練習しました。
安藤さんの曲を練習したり、服部先生の「ふるさとの主題による変奏曲」を練習したりしましたが、結局
ビヴァルディ:コンチェルトD-Dur
中野二郎:浜辺の歌
の二曲になりました。
この日の夜は、シュテフェン&ミヒャエルの演奏会です。
最初のJoaquin Clerchさんのギターソロ、ヴィラ ロボスの12のエチュードはあまりに心地よく、私はすっかり眠りの境地に陥ってしまいました。すみません。
トレッケルさんミヒャエルさんの演奏は、自分と違う、人とも違う、演奏に興味深く聞かせてもらいました。ドイツマンドリンの音色を満喫しました。
この日はその後、佐々木忠先生の退官祝いがサプライズパーティーで企画されていました。私たち講師が全員招待されていました。
ギター製作家のKarl-heinz Rommichさん、ギター製作家になる前はシェフだったそうです。彼のご夫妻の手料理で本格フランス料理が11時過ぎからコースででてきました。
いろんな方が集まっているヴァイカーズハイムです。
彼のギターはギタリストがあこがれているのだそうです。
嬉しそうな佐々木先生ご夫妻です。
佐々木先生お疲れ様でした。これからもお元気でご活躍ください。
そしてよろしくお願いいたします。
ちょっと暗くて見にくいけど講師が全員出席しました。このような列が2列です。
飛び入りお祝い演奏がきけました。
私たち夫婦は午前1時ごろに退散しましたが宴はまだまだ続いていました。
この日は午前中にフルート・歌とギターのコンクールの本選があり、また越智先生が審査で出かけたので私たちだけで練習しました。
午後の2時からはギターの二重奏のコンクール本選がありました。私たちはどちらも自分の練習で忙しくて聞けませんでしたが、睦雄が聴きに行きました。
安藤さんは3時過ぎには帰国の途に着くので途中まで聞いて帰られました。
午後の3時から本当はお城の中庭でコンサートだったのですが、残念ながら雨模様で部屋の中に急遽変更になりました。係りの方がドイツ語で、「中庭は景色もいいし、音もよく響くし、空気もいいのにとても残念です。」と一生懸命説明してくださいました。
私たちは、浴衣を着ました。ドイツのカローラ、ブリギッテも「着た〜〜イ!」ということで私と松下さんの分を貸してあげることになりました。すごく似合うのです。とっても喜んでくださって嬉しそうでしたよ。
自分で着れる人が少ないので、全員着付けするのに大汗かきましたが無事時間にも間に合い、皆素敵に似合ってました。
ビヴァルディ:協奏曲ニ長調
中野二郎:浜辺の歌
ゆかた効果も大きく、浜辺の歌が終わったら大拍手で「ブラボー!」の声もあがりました。他の楽器の人たちは、コンクールあり、いろいろ忙しく、私たちマンドリンだけは、ドイツの人と混合でとても暖かい和やかな雰囲気があったようです。
マンドリンアンサンブル出演のプログラムです。
満員のお客様でした。
夜8時からのコンサートに行く途中お城のお庭で素晴らしい虹を見ることが出来ました。
こんな虹の景色写真や絵でしか見たことないような気がします。
実は一本の虹の右側(外側に)にもう一本見えたのですが写真ではかすかにしか写らなくて解らないですね。時には3本になることもあるそうです。
この日の夜のコンサートはギターソロRoman viazovskijさんとギターのPetr Saidlさん、ヴァイオリンの
Bohuslav Matousekさんの演奏でした。
今日はいよいよ最後の日になりました。
午前中は、いろいろ考えた結果、越智先生も忙しいのでギターソロコンクールを聴くことにしました。
9時15分から基礎練習をした後、個人レッスンはそれぞれに受けて、私のレッスンは休みにしてもらって、時間のある人はコンクールを聞きました。
皆、すごいです。ドイツ、ブラジル、韓国、日本の高校生、セルビア、ロシア、中国、ポーランド、といろんな国からの本選に残ったメンバーの演奏でした。どの人も甲乙付けがたく審査員は大変だったと思います。日本から参加の高校生、藤本コウキ君は、とても楽しそうに心からエンジョイして演奏していました。
終了後、宿舎に戻らず、最後のランチを広場のレストランでしました。
午後二時からアンサンブルの最終練習があり、いっそいでビールを飲み、睦雄にお会計を頼んで私たちは、練習に向かいました。 練習後急いで宿舎に戻り、全員で浴衣を着ました。ギターの人は個人レッスンもあり、ギターアンサンブルの練習もあり、本当に忙しい一日となりました。
最後にお城の風景をもう一度
17時からいよいよラストコンサートです。私たち参加者の演奏、コンクール入賞者の発表と演奏でした。
プログラムは下記です。
私たちは、またゆかたをきました。今日は岡村&吉永さんが着ないで私と松下さんは着ることにしました。
これで全員浴衣を着たことになりまた。
ギターソロコンクールの優勝者は、藤井コウキ君でした。素晴らしい天才、これからが本当に楽しみな人です。
最後の夜はお城に地下のケラーで全ての打ち上げで、ご馳走がでました。佐々木先生のご家族の手料理による、炊き込みご飯、ラザニア、ドイツのチーズ、ソーセージ、パスタ、野菜のサラダ、パン、デザートいろいろ、などなど、ビールもおいしく心行くまで楽しみました。皆が何時まで飲んだのかしりません。私たちは一足お先に引き上げて、荷物のパッキングが大騒ぎでした。
朝8時40分には荷物を持って集合ということで早めに朝食(パン&チーズ&スライスソーセージ・ハム)を済ませ、準備万端バスに向かいました。雨模様です。
駐車場まで5分ぐらい歩く間に降ってきました。
バスがちょっと小さかったので、「急遽大型バスを注文したら隣村にしかないので時間がかかります。」との伝達があり、駐車場でしばらく待ちぼうけ・・・・・・20分ぐらいして2階建ての真っ赤なバスがきました。皆で乗り込もうとした瞬間、睦雄が「イッケネ〜〜!忘れ物だ〜〜!」と脱兎のごとく宿舎に走っていきました。ドイツ語の出来る中根さんが、「え〜〜!}と後を追ってくれました。
最後に部屋でトイレに行ってポシェット(パスポート入り)をトイレに忘れてきちゃったんだって・・・・・
「よかったよかった!」バス出る前に思い出して。。。
いよいよ出発、フランクフルトに行く前にローテンブルグによります。
ローテンブルグではまず肉屋さんで焼きたてソーセージをパン無しでちゃんとカットしてもらって、私が持っていた爪楊枝で道端で食べ収めをしました。佐々木先生の奥様が全部通訳してくださって面白かった!おいしかった!
そして道々のお店で、買い物なんかしないで覗いて楽しみました。まさにウィンドショッピングです。
お昼には広場の近くのレストランでドイツ料理の食べ納めをしました。
たべるものばかりでも仕方ないので、ローテンブルグの景色を
時計台と散歩道
私たちが乗った二階建てのバスと駐車場付近
駐車場と反対側の長く続く城壁です。さっきの食べたところや散歩道はこの内側にあります。
カッコいい2階建てバスの2階席は揺れがひどく酔うことがわかりました。これ以後空港までは酔い止めの薬を飲みました。15時にローテンブルグ出発、空港には17時半ごろ到着、18時過ぎにはチェックインしました。
チェックイン後に買った飲み水が2€もするのでビックリです。タッカ〜〜イ!
乗り込むまでの、皆のほっとした顔です。とにかく病人もでず、皆元気に満足して帰途に着きました。
飛行機の中は、帰りはほとんどの人が爆睡状態で、私は映画を見る暇もなく目が覚めたら着陸態勢に入っていました。
やれやれ本当に皆元気で帰ってこれてよかった!
日曜日17日から今日まで、9日間のバイカーズハイム講習会参加を終えて本日全員元気に、無事帰国しました。
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〜参加者募集のお知らせ〜
ドイツ観光のメッカ、ロマンティック街道沿いの静かな街ヴァイカースハイム。
16世紀に建てられたヴァイカースハイム城の城館を会場に、
ドイツ音楽家連盟DTKV 主催によるギター、フルート、マンドリンのための音楽祭が、
この夏、開催されます。
ただ今、参加者を募集中です!
日常の喧騒から離れ、
ドイツの由緒ある街の古城で、
美しい自然に囲まれて音楽にひたってみませんか。
詳しくは、以下のPDFファイル(旅行申し込みについてのご案内、申し込み書)をご覧ください。
旅行期間: 2008年 8月17日(日)― 8月26日(火) 10日間
旅行代金: 450.000円
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申込み(PDFファイル参照)
所定の申し込み用紙に必要事項をご記入の上、下記申込先にお送り下さい。
その際、所定の申込み代金が必要となります。
旅行申し込み先
原 善伸 (ギ タ ー) 〒238-0016 横須賀市深田台59 ℡0468-24-3274
飯島和久(フルート) 〒399-0102 諏訪郡富士見町落合3762-6 ℡0266-64-2053
片岡道子(マンドリン)〒166-0003 杉並区高円寺南3-62-2 ℡03-3311-3181
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申込み〆切: 2008年 5月31日(土)
お問い合わせはこちらへ
■ドイツ・ヴァイカースハイム城国際音楽祭2008チラシ(PDFファイル)
■旅行申し込みについてのご案内(PDFファイル)
■ドイツ・ヴァイカースハイム城国際音楽祭2008申し込み書(PDFファイル)