フォルツァート、スフォルツァートより強度がました表現です。何かによって補強する、より強固にしっかり安定するという意味もあるそうです。
「ri 」には「再び」という意味が含まれている。英語の「re」と同じですね。
地震対策のために弱い部分を強化するのもリンフォルツァート、ピアノを置く部屋の床を強化するのもリンフォルツァートです。
スフォルツァートとリンフォルツァートの一番の違いは、フォルツァートは一つの音に対して作用するのです。リンフォルツァートはフレーズ全体に作用します。
(2012年 9月28日の日記より)
優雅に、しなやかに音を上げ下げすること
コーラスなどでは音から音に移る時 引きずってずり落ちたり、ずり上あがる様に歌うのはとってもいけないことですね。ハーモニーを乱す原因になるからです。
でも器楽ではちゃんとした演奏法です。
音から音へなめらかに移ることです。
語源は「運ぶ、届ける」を意味する Portare から来ています。
ポルタメントは、声楽や弦楽器など音の間を自由に行き来できる楽器に使います。
ピアノなど平均律で出来ている楽器はグリッサンドになります。
ポルタメントには音を一つ一つ丁寧に運ぶという感じ、何かを落とさずに運ぶ緊張感をイメージ・・・・
ソステヌートに近い「下から上に支える」雰囲気があります。
移り変わりの間の音はどちらのタイミングに所属するか?
これはあくまでも前の音の装飾音としてとらえ次の音のタイミングにはしっかりと次の音が出るようにしてください。
(2012年10月 1日の日記より)
Che aria pesante! 重苦しい雰囲気だね!
想像以上に物が重苦しくのしかかることをペザンテと言います。
ペザンテ「重々しく、重く、重苦しく」
グラーヴェ「荘重に、重々しく」
同じような雰囲気では違いがないように思いますが・・・・
荷物が重い、体重が重いなどと単純に物理的に重いということを表すのはグラーヴェではありません。
これはペザンテです。
このようにペザンテとグラーヴェの「重さ」には大きな違いがあります。
グラーヴェの重さが深刻で立ち上がれないほどの意味に比べれば、ペザンテの重さはそれほどの事態ではありません。
関孝弘氏の解説によると(私がいろいろ参考にしている本の著作者です。)
人生にはいろいろ紆余曲折がありますが、あまりグラーヴェにとらえず、ペザンテぐらいの重さにとらえて前向きに進みましょう!人生は、アンダンテ!!ですよ。
その通りですね。。。。
(2012年10月 5日の日記より)