マンドリン音楽堂
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音楽監督[musical director]/常任指揮者[permanent conductor]

一般に音楽祭やオペラを総合的に監督する人を指し、指揮者が兼ねる事が多い。
オーケストラにおける音楽監督はプログラミングから人選まで、全て権力を与えられている。
音楽監督という、指揮者最高の地位には、あらゆる特権、特に人事権が与えられる。
おっかな〜〜い、我侭な指揮者のもとでのオケの演奏する音楽が、果たして聴衆に満足と幸福を
あたえるでしょうか?
最高の地位を得るからには、最高の人格者であることが不可欠です。
きっと良い監督になれた人は、きっと最高の人間になれた人なのでしょうね。

私達はえらくなんかならなくてもいいけど、人間を高めて行くように努力しようね。
(2004年 4月16日の日記より)

フレージング[phrasing]

旋律をフレーズに分ける事。あるいは旋律におけるフレーズの作り方。
通常スラーを使って表記される。フレーズを作るのは、作曲家の仕事で演奏家にはフレーズを
変える自由はないが、実際には何種類かのフレージングが可能な場合がある。

フレーズ[phrase] 語源はギリシャ語で「話す」の意→話し方→言葉つかい→独特のいいまわし
→成句→句   と言う風に発展して行った言葉だそうです。

一息ぶんのフシ、それが「ワン・フレーズ」です。これが丁度一息で間に合えば問題無いけれど
なが〜〜いフレーズの場合困りますよね。そんな時、メンバーがたくさん居る場合は「カンニングブレス」
といってコッソリ交代で息継ぎするのです。ソロの場合は非常に技術を要しますね。我々は、そっと息を
すっても大丈夫だけど、やたら何処でも吸って良いわけではないのよね。
ちゃんと息するところを決めて演奏しようね。
(2004年 4月 6日の日記より)

ピッチ[pitch]

音の高さ、音波の振動数の大小によって決定され、振動数の大きい音は高く、小さい音は低くきこえる。

皆が基準にしているA(ラ)の音は絶対的にピッチの定まった振動数でなくてはいけない。
現在では440か442のどちらかが使われている。殆どの場合今は442が多い。
ヨーロッパでは445とも446とも言われていて高いピッチを設定して、張りのある明快なサウンドを生み出している。アメリカは440が多いそうです。
これに対しバッハ、ハイドンモーツアルト時代のオリジナル楽器やそのオーケストラは415や430といったきわめて低いピッチを基準にしています。
先日話音倶楽部で弾いてくださった竹内さんのバロックギターは半音低く合わせていました。バロックマンドリンもそうでした。
だからとても落ちついた、ユッタリの感じがでていたでしょう?
(2004年 5月12日の日記より)

平行調:relative key[英] Paralleltonart[独] ton relatif[仏] tono relativo[伊]

同じ調号を持つ長調と短調。たとえば、ハ長調(C)とイ短調(Am)の関係。関係調と呼ぶこともある。
(2004年 7月 8日の日記より)

レクイエム[requiem](ラテン語)

死者のためのミサ曲、ミサ典礼には1〜11まであり、1)入祭唱、2)キリエ、3)グローリア、4)典礼聖歌、5)クレド、6)奉納唱、7)叙唱、8)サンクトゥス、9)主の祈り、10)アニュス・デイ、11)聖体拝領唱、があり、2、3、5、8、10はミサ通常文、
それ以外のものはミサ固有文とよばれる。
ゴシック以来、ミサ曲と通常文が一貫して作曲された。

冒頭の入祭唱が「休息のレクイエム」で開始するのでこの名称がある。
レクイエムでは通常文のうちグローリアとクレドが省かれ、固有文から続唱、奉納唱、
聖体拝領唱が歌われるのが普通であるが、特に固有文の続唱「神の怒りの日」は
レクイエム中最大のクライマックスを築く事が多い。

ミサ曲を何度か聴きに行きましたが1時間ぐらいかかったり、難しかったりしますが、
良く勉強して行くととても感激しますね。私は、本当に胸いっぱいになって感激した経験があります。
シュトゥッツカルド合唱団のバッハのロ短調ミサ曲でした。
(2004年 6月 4日の日記より)

休符[rest][Pause]

お休みの記号。リズムを作る上でとても重要な要素。それぞれの記号は演奏しない時間
の長さをしめす。ほかの音符と異なり長さだけを示していて、音量や表情というものはない。
フォルテやカンタービレの休符なんてない。ジョン・ケージという人は、休符だけの曲を
書いたんだって。どうやって演奏するのでしょうね。

でも、これは私の考え:休みでも息を止めてじっとして休む時、ゆっくり息を吸って休む時、
、瞬時に音を消す時、流れの中で音が消えるだけの時、そしてどんな気持で休むか、実際に
音はなくても、その音のない時間が音楽にならないと駄目だと思うのですね。

デモね・・・オーケストラなんかで何十小節も休みなんて言う時は大変ですよね。ヤッパリ他の
人が弾いている時流れの中に入っていないと出られませんよね。後は指揮者の顔をじっと見ていて
合図を待つ。これが結構失敗するのです。指揮者が合図してくれなかったりして・・・・
(2004年 5月20日の日記より)

ラプソデイ[rhapsody](英)[Rhapsodie](独)[r(h)apsodie](仏)

狂詩曲。叙事的、英雄的、民族的な色彩をもつ自由なファンタジーをいう。しかしその形態は様々である。
リストの「ハンガリー狂詩曲」、ブラームスのピアノの為の「ラプソディー」、ジャズの要素を加えたガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」など。
(2004年 5月24日の日記より)

リズム[rhythm]

メロディー、ハーモニー、とともに「音楽の3要素」です。広い意味では、自然界の波の音
、鳥の声など、すべて時間のうちに作り出されるもの、運動するものの秩序と定義されるが、音楽に
おいては継起的な音の現象の秩序をさす。リズム様式は民族や時代によって違うが、定量リズム(メトロノーム)、
拍節リズム(2拍子・3拍子など)、自由リズムの3種に大別できる。

音楽リズムそのものは「学習」する事の反復で習得できるであろうが、いわゆるリズム感はその人の
持って生まれた運動的、動物的感覚に大きく左右されるところが大きい。
「騎馬民族」と「農耕民族」という文化的背景から生まれるリズム感の違いは決定的である。
一言で言い表すならば、アップ・ビートとダウン・ビートの違いで、馬に乗ることそのものがアップ・ビート
の拍節感を伴う「動物運動」であるのに対して、くわで畑を耕すのはダウンビートである。
ブラジルのサンバやジャズにおけるスウィング感などは音符に書き表せない「血の流れ」のようなものが奥深く
強く存在するような気がする。

こんなこと書くと、半分あきらめの境地になってしまいそうだけど、私達は、現在農耕しているわけでもないし
いろんな場面で身体を使ってリズムを感じるように努力し様よね。
包丁で野菜を切るとき。歩いている時、自転車こいでる時、車運転してる時、何でもアップビートでやってみようよ。

今は、農耕なんて私なんか全くしていないのだけど民族としてはダウンビートが心地よいのかしらね・・・・
(2004年 4月 8日の日記より)

テンポ・ルバート[tempo rubato](伊)

「盗まれたテンポ」と言う意味、簡単に「ルバート」と言われている事が多い。
全体的なテンポは一定に保ったまま、内部の1つ1つの音を伸び縮みさせる方法。
したがって全体的なテンポを変化させる[rit.][accell.]等とは異なる。

バロック時代から用いられていたルバートを表現技術として有名にしたのは、やっぱり
ショパンですよね。マズルカやワルツを良く聴くとわかるよ!
これが自由にやっているようで決してそうではなく、ルバートがかかればかかるほど、元の
テンポがはっきり見えてくるように思うのです。
(2004年 4月20日の日記より)

シャッフル・リズム[shuffle rhythm]

もと、アメリカ南部の黒人の間で作られた独特のルズムが1920年代にジャズ・リズムとして
流行したもの。ブギ・ウギのリズムに近く、付点音符でバウンス(跳ねる)させるのが特徴。

徳島(高円寺)の阿波踊りのルズムも似たところがあるよ・・・
徳島の人におこられるかな? アメリカの人に怒られるかな?
いっしょにしないでよ!!! てね。
(2004年 6月 3日の日記より)