今日レッスンしていて思いついたこと
指と指の間が広がらない人に 「どうしたらいいですか?」 と相談されていろいろ考えてみました。
練習用のゴルフボールを使って、各指の間にキャッチしては隣に送っていく方法を試みてみました。
40分ぐらいの間にすこーし効果があって形が良くなっていました。
上手く写真が撮れないのですが・・・・・
この動作を右手を使わず左手の指だけでずらしていく練習をすると、左手の指の関節も柔らかくなってしなやかになるみたいです。
もう開ける人は問題ないけど指と指の間が開きにくい人は是非試してみてください。
(2010年 9月16日の日記より)
お金もかからない場所も時間もいらない指の訓練法です。
ドイツの講習会でギターのJoel Betton先生が皆に教えていた訓練法の一つです。
写真は私の手だから年寄りの手で申し訳ないのだけど・・・・・分かってもらえると嬉しいです。
2拍子で下記のように口ずさみながら指を出して引っ込め、出して引っ込め
「いえ〜〜〜!」で使った指は机に置いといて、使わなかった指をあげます。
イ〜チ〜い〜ち〜
サ〜ン〜さ〜ん〜
いえ〜〜!
スタンバイ
1〜 チ〜、 1〜 チ〜
3〜 ン〜、 3〜 ン〜
イエ〜〜〜〜〜〜!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1と2のゆびを動かして3と4の指でいえ〜〜〜!
1と4の指を動かして2と3の指でいえ〜〜〜!
2と3の指を動かして1と4の指でいえ〜〜〜!
2と4の指を動かして1と3の指でいえ〜〜〜!
いろいろやってみると自分の苦手な指、思い通りに動かない指がでてきます。
やってみてくださいね。。。。。
(2011年 9月 3日の日記より)
ハーモニックス
Harmonics
Frageolet tones
まず、開放絃による左手のハーモニックスです。
楽譜は12フレットよりヘッドに向かっているのとブリッジ寄りに向かっているのと分けて書いてあります。
この楽譜の上の段に書いてある音は実際に出てくる音です。
下の段は絃のそのフレットの部分に軽く左手の指を触れて右手のピックでしっかり音を出します。
下段の上に書いてある数字は指の番号です。
下に書いてある番号はフレットの番号です。
この方法は右手のピックを持っている以外の指(中指or人差し指)で触れても出来ます。
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次に上記楽譜の下の段、左手の人差し指で四分音符で書かれた音を押さえ、
同時に小指でひし形音符に書かれた音のフレットに軽く触れ(完全4度上)、右手のピックでしっかり弾きます。
上段に書かれた音が実際に聞こえる音です。
2オクターブ上ということになります。
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今度は完全5度上を左手の小指で軽く触れて演奏すると、上の段のように、人差し指で押さえていた音の1オクターブ上の5度上の音が出ます。
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この音階は、左手の開放絃によるものと人工的(4度)人差し指と小指で作ったものを組み合わせて作りだしたものです。
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左手ハーモニックスの記譜法ですが、
上の段は左手の指が置かれる場所をひし形音符で示しています。
こちらは実際に響く音を音符で示しています。
というわけで、これを弾くには先のどうすればどの音が出るか覚えていないと出来ないということです。
表にして覚えておくといいですが、マンドリンでは非常に出にくいことが多く動きの激しい曲の場合は右手のハーモニックスを使うことが多いです。
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右手のハーモニックス
一番一般的に使われ、綺麗な音が出ます。
右手のピックを持っていない中指が使われますが、持ち替えて中指と親指でピックを持って人差し指を伸ばしてもOKです。
ですが、すぐに普通の奏法に移る時のためにも中指使用をお勧めします。
左手で押さえたオクターブ上のフレットに中指を軽く触れてピックで弾きます。
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(2010年12月 9日の日記より)
左手のハーモニックスで①の指でしっかり押さえて④の指で軽く触れる方法
①の指はしかっかり押さえますが小指は絃に触れるだけ、絃が沈むほど押さえてはいけません。
次に右手のハーモニックスの場合です。
自分側から見た感じです。
こちらも左手はしっかり押さえてください。右手の中指はフレットの真上を触れるだけ、弾いた直後にそっと離すと音が伸びていきます。
こんな感じでご理解いただけたでしょうか?
わからなかったらレッスンで聞いてくださいね。。。。。。
(2010年12月10日の日記より)
レッスンしていて
何気に「サウンドホールは自分の中心にこないといけないのですよ。」と言ったら、
「へ〜〜〜!!そうなんですか?」と言う言葉がかえってきました。
その方は、何年もマンドリンを弾いていて考えた事も無く、如何して楽器がうごいちゃうのかな?と思っていたそうです。
姿勢を正してちゃんとした位置に持ったら、あまりずれなくなりました。
もう一つ
1の指、2の指、3の指、4の指を押さえる時に弦に付けておいてね。
この一言で小指の音がしっかり出るようになりました。
皆も確認してみてね。
時々、1の指がピーンと立っている人がいますよ。
(2003年 7月 4日の日記より)
やっぱり基本が大事ですね。一見、表面
かっこよく弾いても、細かい部分がはっきりしていないと音楽に説得力がなくなります。
形を整える前に、がむしゃらにはっきり弾くことを練習することが必要なのでしょう。
何も考えずに薬指と小指の練習をしてください。
いつもやっている基本練習の繰り返しで〜〜す。
はいどうぞ!「3,4,2,4,1,4,2,4,」のくりかえし(各弦5回)で〜す。
(2004年11月 5日の日記より)
1)ポジションを動かすとき、動く先の音符よりも寸前の音符(前のポジションの最後の音)
を大切に考えないとぶつ切れ状態になってしまいます。
2)もう一つ、ポジション移動のポイントは親指ですよ。ポジション位置の指示器として
親指をしっかり移動させてください。(親指と人差し指はいつも同じ位置に置くこと)
3)親指で楽器をつかんでいるとこれができないです〜〜。
(2004年 8月23日の日記より)
今日レッスンしていて思ったこと
指に無理な負担をかけて押さえるのはやめてください。
どこかが突っ張るとか痛いとかは、決して正しい押さえ方ではないのですよ。
手首が痛い、親指が痛くなる、なんていうときは絶対にすぐやめてくださいね。
そんなときは、次のレッスンですぐ改善してください。
(2004年10月 6日の日記より)
今日もレッスンしていて思うのですが。
小指の訓練は大変ですけど、できるだけ早いうちに正しい使い方を訓練した方が良いですね。
いろんな訓練方法があるので、悩んでいる人はレッスンの時に言って下さい。
これは年に関係なくて誰でも練習次第ですね。
(2003年 9月19日の日記より)
井口さんのところで、素敵なジェラのチェロを見せてもらいました。
すっごく音がふくよかで、C線までちゃ〜〜んと音が響くのです。とっても余韻が長くてやっぱりチェロはダメなのではなくて良い物もあるのですね。
最後に見えた学生さんのチェロパートの人が学校での楽譜を練習していて、難しくて弾けないところを解決しているうちに、
彼女が、「固定概念で楽譜を見ていてはいけないですね?目からうろこです・・・。」と言っていました。
それがね、「急速に上って降りてくるところで、ここは前半に使った音符以外は出てこないのだからそれを覚えておけば楽じゃん!」
と私が言ったことから始まったのです。
もう一つ指の入れ替えで、ついつい自分の苦手な指(薬指&小指)を避けてしまうことです。
これは「使う習慣をつけると、とっても楽になるよ。」ということで、実際にやってみたら、思いのほか楽だったようですぐ納得でした。
(2004年 9月25日の日記より)