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午後から　「ダモイ」という劇を観ようと紀伊国屋ホールに行ってきました。
その前に、新宿中村屋でランチをしようと思い3階に行きました。
カレーを食べたのですが、来ているお客様が皆様なんとも品がよく、ちょっとハイエイジで紳士淑女のランチタイムといった感じでした。私たちもその仲間入りをさせてもらって高級カレーを頂きました。
おいしかったです。

「ダモイ」とは帰還という意味です。私の叔父もシベリア抑留されダモイ（帰還）してきた人です。叔父から聞いていた話を思い出し、改めて自分たちの生きてきた日本の時代と考え合わせて胸に迫るものがありました。私の叔父は今も元気で、シベリアの語り部としてがんばっています。

今日の劇での音楽（内藤正彦さん、ギター小川和隆先生）は、寂しいけど、暖かさに満ちた、とても心豊かな響きがありました。そして、出演者、スタッフ、全ての皆様の、暖かさと平和を願う心と、人間愛がにじみ出ていて、いつまでも余韻が残るとっても素敵な時間でした。会場にはお話の主人公の長男さんが見えていました、白髪の私たちぐらいの年齢なのでしょうか？作り話でない本当の話は、そんなに昔の出来事ではないのですね。

夜はレッスン、現実に戻って、弦の正しいつけ方、リズムの取り方、楽譜の読み方、なんて語っていましたが、昼間の劇の印象は、取り去りがたく、皆に話してしまいました。