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10時過ぎから、植野さん、望月君とリハーサル室で練習があるということなので9時半に会場に行ってみたのですが本人たちはまだ到着していませんでした。
主催者の井上氏が「ほかのメンバーは皆来ています、先生のところの生徒さんだけ着ていませ~~ん!先生が先に来るのも珍しいですよね。」なんて言われてしまいました。
時間にはちゃんと現れて練習・・・・
植野さんの楽器がA線が下がって仕方ないので調整(絃の巻き方が悪かったのです。)こんなこと当日になって・・・・なんてぼやいても仕方ないよね。望月君のリハーサルもみんなで聞いて「頑張ろう!」ということで準備は終りました。
応援に来た小泉さん、中村君と皆で昼食を済ませていよいよコンクールの始まりです。
会場は梅田駅から6分ぐらいのところにある前回と同じフェニックスホールです。この日も真夏のような暑い日となりました。
コンクールは、本当に息が詰まります。皆実力を発揮してほしいと願うばかりです。
全部で11人、詳しくはコンクールのホームページに載っているのでここでは書きませんが、ヨーロッパの皆さんの演奏のレベルの高さに驚きです。
「ああ!皆すごいな~!!」と思ったり「頑張って~~!」と声援してみたりです。
いよいよ植野さんの番です。最後まで無事に忘れずに演奏できますように祈る思いで聴いていました。
技術不足は仕方ないけど植野さんらしいとっても音楽性のある演奏だったと思います。並んで望月君でした。一曲目の「無窮動」素晴らしい演奏・・・二曲目「課題曲・無言の扉」なんと曲の間で二度も調弦。
あれだけするな!といったのに、演奏は良かったのに・・・・・。
ああ、体中が硬くなって聞いているほうが緊張していました。
コンクール終了後軽く食事をして今度は演奏会です。
シュテフェン・トレッケルさんとミヒャエル・トレスターさんのマンドリンとギターのデュオです。
CD発売されたなかからの演奏で楽しい曲、繊細なテクニック、表現力で堪能しました。
いよいよ結果発表です。
植野さんは勿論残れませんでしたが、最下位から一つあがってよかったね。望月君は何とかファイナルに残ることが出来ました。残れなかったら伴奏にわざわざ駆けつけてくださった鷹羽さんに申し訳ないものね・・・良かったよかった。
その後もう一つのコンサート「デュエット ジョコンド」の演奏です。
カテリーナ リヒテンベルグさん(マンドリン)、ミルコ シュラーダーさん(ギター)の演奏でした。
同じデュエットでも全然雰囲気が違っていて興味深かったです。同じ曲も演奏されましたが、まるで違う曲のようでした。
今日の演奏者のシュテフェンさん、ミヒャエルさんは昨日も一緒に飲んだ仲だし、カテリーナさん、ミルコさんは、以前に研究所で講習会開いていただいたし、何だか身内の演奏を聴いているようにに感じました。
ああ今日一日マンドリンの音にまみれていた感じです。睦雄、中村君との帰り道なんとなくおなかがすいて梅田の駅前のラーメン屋さんで「あっさりしょうゆラーメン」を食べました。興奮冷めやらない3人は、たこ焼きを買ってビールを買ってホテルの部屋でほっとして話がつきませんでした。