片岡マンドリン研究所
日記

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2006年07月22日  イマジネーション

午後からイグチ楽器でレッスンしていました。
暑くなるかと思ったらそうでも無かったです。行きがけにちょっとデパートによって見たらバーゲンセールでにぎわっていました。
店内で売り子さんが「夕方には人でいっぱいになります〜! 今がチャンスです!」と叫んでいました。人ごみに弱い私はあわてて退散、トイレだけ済ませて逃げ出しました。

レッスンしていて「メロディーをできるだけきれいに弾きたいのだけどどうしたらいいですか?」との質問をされました。
16小節ぐらいのメロディーなのですが、トレモロのとてもシンプルなものです。
いろいろ指使いを考えたり、フレーズを考えたり、ダイナミックスも考えましたが今一つ何か足りないのです。本人も満足そうではありません。
考えあぐねた私が、この4小節は、森の中の湖、音も無く澄み切った、シ〜〜ンとした空気の中に自分がいることを想像してみて、次の4小節で、スーッと風が吹いてきて、木々がちょっとざわめいて水面が揺れるのを想像してみてはどうかしら?
このアイデアは彼女にピッタリだったみたいです。次に弾いてみたときまったく違う雰囲気になっていました。

皆さんもどうしていいかわからないとき、こんな風に景色や絵や映画のシーンのなかに自分がいることを思い浮かべるといいとおもいますよ、試してみてね。