« 双子のマンドリン | メイン | オペラ鑑賞 »
ついに我家の一階スタジオのテレビにDVDが追加されました。
というわけで今まで見ないで取ってあった「チェリスト青木十郎の世界」を早速みました。
今年で90歳になられる現役のチェリストです。
このDVDは彼の公開レッスン風景と演奏と音楽についてのお話がびっしり104分につまっていました。
メカニカル(早く正確に弾けること)とテクニカル(音符の意味を捉えて演奏を表現する)の違いを良く知らなくてはいけない。
日本の人は点がついていると何でも短く切りたがる・・・これはある一定の時間音を保つ、その長さは演奏する人の感性できまる。
西洋音楽の楽譜には句読点が書いていないこれを読み取るのが大変・・・
楽譜を音にするだけならそのとおり弾けばいいだけなんだけど、意味をきちんと翻訳して心を伝えるのが難しいのよ・・
音はまぼろしです。それを追い求めています。
70歳から自分は今までと違う音楽が出来るような気がした。
もっともっとい〜〜ぱいお話してくださっていて感激してしまいました。
今日一日何があったか忘れてしまうぐらい今ぼ〜〜っとたくさんの言葉に酔いしれています。
こんなすごい方と比留間先生のところで一緒に演奏させていただいたことがあります。
比留間先生は何度もアンサンブルしていらっしゃいました。もちろんトリオオリジナーレもです。
懐かしさと嬉しさでいっぱいです。何時までもお元気でご活躍を・・・
今でも蓼科のアトリエには東京からご自分で運転して(奥様もご一緒に)毎夏いかれるそうです。