片岡マンドリン研究所
日記

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2005年09月08日  視野を広めよう!

長い夏休みのあと、皆さんと顔を合わせて楽しいお話をしながら考えました。
昨日の日記に書いた言葉ですが、レッスンを続ける事の大切さをつくづく思います。
だって練習もそうですが、やはり人に聞いてもらうということが大事でそれで自分が成長していくのですね。
天才は別として普通は、その日に流されてウヤムヤのうちに一日が過ぎてしまいます。レッスンがあるおかげで立ち直り、区切りがつき、前進できるのですね。

話音倶楽部について:これも私の独り言ですが・・・・
そもそもマンドリンを弾く人たちが、マンドリンの世界にこもりがちなのを何とかしたいと思って、身近に演奏会があれば耳を傾けるだろう。。。と期待を持って始めた企画ですが、現実は大いにちがっていました。
こんなに一流の方々をお願いしているにも関わらず、マンドリン以外の企画にはほとんどの人が聞こうとしないのですね。
他の楽器の世界の素晴らしい演奏を聴き、演奏家のお話を、身近に直接聞くことでどんなにいろんなことを吸収できるか・・・限りなく得るものがあります。
先日のドイツでもギター&フルートの世界一流の演奏やお話を直ぐ近くで、あふれるほど聞くことができました。
これは私にとっては、財産となりました。音の出し方一つでも、いろんな表情を自由自在に操り、人を魅了していきます。早弾きで聴衆を魅了する世界はとっくに卒業しています。
その酔わせていただいた演奏家達と毎晩のようにワイン&ビール片手にお話が出来るのです。本当に幸せでした。

神戸も素晴らしかったですが、やはりジャンルが限られているということで、世界の狭さを感じてしまいました。でも小林先生のクラスや柴田君のクラスでは新しい発見もあったり、ムーニョスさんのレッスンでは基本的な練習の仕方をもう一度確認させられたり、世界の演奏家達の演奏はそれぞれに素晴らしかったです。その夜の居酒屋での語らいは、これもいろんな話が聞けてまた新たな財産となりました。

皆も、マンドリンを弾くことに凝り固まらず、いろんなものを聞き、見て視野を広めていってほしいとツクヅク思っています。