片岡マンドリン研究所
日記

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2004年05月10日  お久しぶり!

今日は一日中「お久しぶり・・・!」の挨拶でした。
マードレも「久し振り!」です。
毎回どんなに「楽しく」とか「力まないで」とか「歌って」とか言っても、なかなかうまく変身できないので、
今日は最初に、皆で楽器を弾かないで声でアンサンブルしてみました。最初は音名でやっていたのですがうまく
いかないので、唇を使う発音が良いということで「パッ」の発音でやってみました。
「パッパッパッパパー」「パパパッパッパッ」なんて一生懸命やっているうちに、大きな声も出るようになり、
ハモルように感じ出して、楽しそうになりました。
そのまま歌って弾きましょう。ということになったら皆のマンドリンの音が全く変わってきて柔らかい所は
ソフトに、強い所も言葉のような強さになり(金属的でなく)見違えるようになりました。
ちょっと、メンバーの顔が明るくなって「よかった〜〜!!」

音楽用語
(23)変奏[variation]
主題や音型を、もとの形を変えずに、旋律装飾、和声の変化、リズムや音色の変化などで様々に変化させる事。
「主題と変奏」の他、パッサカリアやシャコンヌなども変相を主体とした楽曲名です。

変奏の反対はきっと発展だよね、という事は変奏曲の反対はソナタですね。1つの主題を変形させて時間を稼ぐ
のが発展。外見は変えても同じものを繰り返すのが変奏ですね。
ヴァンサン・ダンディというひとが曰く「変奏とは絶えざる言いなおしである」。

こんな風に説明すると、新しいメロディーが浮かばないから、不精しているみたいに聞こえるけど、音楽もドラマ
ティックに盛り上がるものもあれば、ゆっくりと次に来るメロディーが分かっていて、同じ事が何度も通りすぎるのを、
心静かに聞いている安心の幸せもありますよね。
一見同じ事の繰り返しに見えるけれど、これを全体を通して1つの曲の流れを掴んで演奏するのが大変なことなのよ。
聞いている人にちゃんと物語れるようにね・・・