片岡マンドリン研究所
日記

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2004年05月07日  ピッキング

なが〜いお休みが最後でした。定期的に行っているお医者さんにいってきました。
(私もそういう年齢になったということなのでしょう。)一生懸命早起きして行ったので
比較的早く済ますことができました。そのまま睦雄と待ち合わせ、東浦和から見沼用水路の
歴史散歩コースというのを歩いてきました。途中ボランティアのおじさんが地図を片手に、
「こことここは行かなきゃ!」と一生懸命教えてくれましたが、なにせ着いたのがお昼近くなので、
そんなに歩けず、半分ぐらい歩いて時間切れとなりました。

今日のメイルに関西の弟子(自称)宮田さんからの質問がありましたが、皆も考えて欲しいのでここで
お答えする事にしました。

「ピッキングで弾く場合∧でひくか、∧∨で弾くか、なにを基準に判断すればいいのでしょうか?」

これって、マンドリン演奏に携わるものが永久に悩まされる問題です。

∧の特徴:強く弾ける、むらが無い、タッチが早い、強迫部を弾くのにリズム感が合う
∨の特徴:とんがった鋭い音、やさしさのある音、瞬間の反応が速い(短い休みの後出る場合)
     表現力がある。
∧ばかりで弾いた場合:音にムラがない、強い感じ、スタッカートの感じ、が出しやすい
           弦の移動に問題がない、速さに限度がある。
∧∨で弾いた場合:スラーがかけやすい(レガート)、あまり強い音が出しにくい、
         弦の移動がしにくい場合がある。

こんな事を参考にしてその時々で決めてくださいね。一時ドイツでは、この音のムラがいやで
出きるだけダウンで弾くという方向に行っていましたが、今では、その特徴を出きるだけ生かして
曲にあった方法を決めているようになっています。
クロスピッキング、クーレ、などいろんな方法を全部使ってくださいね。