片岡マンドリン研究所
日記

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2004年04月02日  おーす、おっす、オス

今日は、たまたま多摩墓地(駄洒落じゃありません)の近くに行ったので
比留間先生のお墓にお参りしてきました。桜が満開で人も少なく先生のお蔭で
とても良い散歩ができました。その帰りに、近くの浅間公園というところに行って
みました。ここが、またとてもひろ〜〜い森で、桜もあれば、新緑もあり、草花も
スミレがいろんな種類のものが可愛く咲いていて、「武蔵野キスゲ」と言う花は、
ここにしかないそうで(これは五月頃に咲くそうです。)千本ヤリ草、とか、これも
たまたますれ違った青年がとても詳しくて、何気に私が「こんにちわ!」と声をかけ
たら、その辺を歩き回って教えてくれました。午後から晴れたおかげで得した気分
です。

㈬アーティキュレーション[articulation]
各音の切り方、ないし次の音との続け方を言う。要素としてレガート(なめらかに続ける)
スタッカート(短く切る)、ポルタート(長めに切る)などがある。どの方法を選ぶかによって
奏法も大きく変わる事になる。

演奏を生かすも殺すも、アーティキュレーション次第である。
つまらない例かもしれないが、台本に「オス」と書いてあっても、俳優さんによって読み方は千差万別
であろう。「おーす、おっす、オス!」といくらでも出てくる。楽譜も同じで、どう読んで、どう聴かせるか?
演奏家のセンスの見せ所である。

練習とは、テクニックの訓練ばかりをさすのではない。うまくなればなるほど、「どう歌うか、どう伝えるか?」
の方にウエイトが移り、天才は一日中弾いていてもまだやることが見つけられるものである。と書いてあったけど
天才でなくても我々凡才もがんばろう・・・・・