片岡マンドリン研究所
日記

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2003年05月09日  楽譜を読む?

こんな質問がありました。
「作曲家、演奏家両方やって自作自演の人は良いけど、先生は楽譜をどう読むのですか?」
私はこう思うのです。
たとえば、ある作家が書いた小説を読んで、それを朗読で伝えるとき、その情景、気持、作家が言いたかったこと
自分が感じた事、いろんな事を考え、それをどのように伝えれば人に伝わるだろうか?
また、それをキャッチする人は、またそれに自分の受け止め方を持って聴きますよね。
音楽も同じではないでしょうか?
やはり、まずその曲を作った人の意思を良く考えて楽譜を隅々まで細かく読んで、それから自分の意思と共に
いろんな、技術、方法を使って音に表していくのでしょう。
ということは、自分の思い描いた音、テンポ、ニュアンスが表現できるだけの技術と豊かな心が必要です。
技術は、練習でいくらでも上達できます。
心の方は、沢山の経験と感受性を養って、いろんな物を吸収してください。
これは、一生かかっても完成しないですね・・・・・