割り箸作戦
先週のある人のレッスンで・・・・・
割り箸を短く切って、右手の指にからませて「ピックの正しい持ち方訓練法」を伝授したら
ものすごくはまってうまく良いトレモロが出来るようになった人がいます。
その後輩に「先生!!割り箸作戦教えてください!!」なんていわれてしまいました。
なかなかグッドアイデアでしたよ?
(2007年10月25日の日記より)
輪ゴム作戦
以前に割り箸作戦としてピックを持つときの無駄な力抜きの方法を紹介したことがありますが、今日は輪ゴム作戦をご紹介します。
「人間は、両手の小指の力を抜くと体全体が力まなくなる。」のだそうです。
スポーツの選手、ランナー、スケーター、ゴルファー、どの人の話を聞いても同じですが、小指に力が入っているとダメなのだそうです。
マンドリンも力を抜くには、ピックを持っている右手の小指の力を抜かなければいけません。
その方法として輪ゴムを使います。
まずは写真のように小指&薬指&中指の第1間接のところにはめてみます。
年寄りの手ですみません。しかもピックを持っていると、もうすこし親指は引っ込んでいます。
輪ゴムが直線になるようにします。
たったこれだけのことなのですが、不思議に力が抜けるのです。
是非試してみてください。
(2008年 5月15日の日記より)
簡単な指の訓練
お金もかからない場所も時間もいらない指の訓練法です。
ドイツの講習会でギターのJoel Betton先生が皆に教えていた訓練法の一つです。
写真は私の手だから年寄りの手で申し訳ないのだけど・・・・・分かってもらえると嬉しいです。
2拍子で下記のように口ずさみながら指を出して引っ込め、出して引っ込め
「いえ~~~!」で使った指は机に置いといて、使わなかった指をあげます。
イ~チ~い~ち~
サ~ン~さ~ん~
いえ~~!
スタンバイ
1~ チ~、 1~ チ~
3~ ン~、 3~ ン~
イエ~~~~~~!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1と2のゆびを動かして3と4の指でいえ~~~!
1と4の指を動かして2と3の指でいえ~~~!
2と3の指を動かして1と4の指でいえ~~~!
2と4の指を動かして1と3の指でいえ~~~!
いろいろやってみると自分の苦手な指、思い通りに動かない指がでてきます。
やってみてくださいね。。。。。
(2011年 9月 3日の日記より)
ハーモニックス[1]
ハーモニックス
Harmonics
Frageolet tones
まず、開放絃による左手のハーモニックスです。
楽譜は12フレットよりヘッドに向かっているのとブリッジ寄りに向かっているのと分けて書いてあります。
この楽譜の上の段に書いてある音は実際に出てくる音です。
下の段は絃のそのフレットの部分に軽く左手の指を触れて右手のピックでしっかり音を出します。
下段の上に書いてある数字は指の番号です。
下に書いてある番号はフレットの番号です。
この方法は右手のピックを持っている以外の指(中指or人差し指)で触れても出来ます。
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次に上記楽譜の下の段、左手の人差し指で四分音符で書かれた音を押さえ、
同時に小指でひし形音符に書かれた音のフレットに軽く触れ(完全4度上)、右手のピックでしっかり弾きます。
上段に書かれた音が実際に聞こえる音です。
2オクターブ上ということになります。
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今度は完全5度上を左手の小指で軽く触れて演奏すると、上の段のように、人差し指で押さえていた音の1オクターブ上の5度上の音が出ます。
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この音階は、左手の開放絃によるものと人工的(4度)人差し指と小指で作ったものを組み合わせて作りだしたものです。
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左手ハーモニックスの記譜法ですが、
上の段は左手の指が置かれる場所をひし形音符で示しています。
こちらは実際に響く音を音符で示しています。
というわけで、これを弾くには先のどうすればどの音が出るか覚えていないと出来ないということです。
表にして覚えておくといいですが、マンドリンでは非常に出にくいことが多く動きの激しい曲の場合は右手のハーモニックスを使うことが多いです。
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右手のハーモニックス
一番一般的に使われ、綺麗な音が出ます。
右手のピックを持っていない中指が使われますが、持ち替えて中指と親指でピックを持って人差し指を伸ばしてもOKです。
ですが、すぐに普通の奏法に移る時のためにも中指使用をお勧めします。
左手で押さえたオクターブ上のフレットに中指を軽く触れてピックで弾きます。
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(2010年12月 9日の日記より)
ハーモニックス[2]
左手のハーモニックスで①の指でしっかり押さえて④の指で軽く触れる方法
①の指はしかっかり押さえますが小指は絃に触れるだけ、絃が沈むほど押さえてはいけません。
次に右手のハーモニックスの場合です。
自分側から見た感じです。
こちらも左手はしっかり押さえてください。右手の中指はフレットの真上を触れるだけ、弾いた直後にそっと離すと音が伸びていきます。
こんな感じでご理解いただけたでしょうか?
わからなかったらレッスンで聞いてくださいね。。。。。。
(2010年12月10日の日記より)
力んじゃう!
初心者の人で、どうしても力が入って「ガリガリ」というか、「ビンビン」というか、とにかく大きな音でしか弾けない人いますよね。
今日は、そんな人と"PP"で弾く練習をしました。
* 右手の指の形はしっかり作ってね
* 親指と人差し指の間に1ミリ隙間を空けてね
* ピックが落っこちてもいいから動かしてみてね
* 静かに静かにピアニッシモ〜〜ピアニッシモ
大成功!!
でも、左手で押さえると右手にも力がはいってしまいます。
右手の力を抜くと、押さえる指にも力がぬけてしまいます。
今度は、先に左手をゆっくり力いっぱい押さえて、
右手を空中で力入れずに(ピックが落ちるように)空中でふる練習をしてから、そ〜〜〜っと弦にあててみました。
大成功!!!
思わず拍手した私です。
(2003年 2月20日の日記より)
美しいトレモロ
二音のトレモロ
二つの音のトレモロがきれいにできると、一音のトレモロもきれいになる。という話をしました。
自分では両方ちゃ〜〜ンと弾いているつもりでも均等に音が出ていない事が多いですね。
下の音を強くしてみたり、上の音を強くしてみたりしてください。
それが自由に替えられと美しいトレモロに一歩近づきますよ。
(2003年 7月 9日の日記より)
2音のトレモロ
2音を同時にトレモロして和音に聞こえるようにしたい時、
高いほうのメロディーを歌っていると、低い音のほうがほとんどピックにあたらなくなります。
低い音を歌って和音を弾いてみてください。きっとうまくいくと思います。
これがとても難しいのです。アルトを歌っているつもりがいつの間にかソプラノになっちゃったりするのです。
(2005年 1月19日の日記より)
二つの弦の和音のトレモロ
二つの弦の和音のトレモロの練習をするのに、高い音のほうが強くなりがちですが、
低い音のほうを強くしたり、均等にしたり、高い音を出したりできると良いですね。
低い方の音を歌いながら2弦のトレモロを練習する(これがとても難しい)と、すごく練習効果があります。
(2008年 2月 9日の日記より)
クロスピッキング
クーレ奏法:これは二つの弦にわたってピッキングすると時にダウンしたピックをそのまま
滑らせて次の弦を弾く事を言います。
クロスピッキング:これはやはり二つの弦にわたって弾く時に、低い方の弦をダウンで弾いて
高い方の弦をアップで弾くとピックが×を書くように(8の字を書くように)動くからこう言うのです。
たとえば、マンドリンの2番線と3番線を使って
レ、し、ミ、ど、ファ、れ、ソ、み、(カタカナ3番線、ひらがなが2番線)と全部弦がかわる時、
3番線ダウン、2番線アップで弾くと、両方の音が引き立ってきれいに2声にきこえますよ。
(2004年 5月 8日の日記より)
力まない
力むとピックが深く当たりすぎて益々動きが硬くなり、音も伸びが無くなるのよね。
浅く当てた方がハッキリとした伸びやかな音が出ますよ。
(2004年 5月14日の日記より)
ピックの持ち方
ピックがずれて仕様がない。
という人がとても多いのですが、発想をかえて、ずれるのは当たり前、と思っていたほうがいいですね。
ずれたのを戻せるように、というか、いかようにも動かせるように練習するといいです。
自分の手の中のピックを思うがままに動かせるようになることのほうが大事ですよ。
マジシャンがトランプやボールを思いのままに操れるように練習するみたいに、
ピックを親指と人差し指の間で、弾きながら自由に動かせるようにやってみてください。
どんな角度で弾くとどんな音がでるか?
どの向きで、どんな音がでるか?
研究しただけでも、自分の持つ音の色合いがいっぱい増えますよ。
(2004年12月 8日の日記より)
無理な負担
今日レッスンしていて思ったこと
指に無理な負担をかけて押さえるのはやめてください。
どこかが突っ張るとか痛いとかは、決して正しい押さえ方ではないのですよ。
手首が痛い、親指が痛くなる、なんていうときは絶対にすぐやめてくださいね。
そんなときは、次のレッスンですぐ改善してください。
(2004年10月 6日の日記より)
ピックの話
最近、プラスチックやラバーの柔らかいピックを使う人が多くなりましたね。
私も、いろんなピックを使うけれど、ベッコウの硬いピックでいろんな音を出すのも面白いものです。
ピックを替えなくても力、持ち方、角度、弾く場所などで千差万別の音に変えられますよね。
これにピックの種類を加えたら千どころではありません。
柔らかいピックで耳をごまかされないように、
たまには硬いピックで、きちんと弦に当たっているか?自問自答してみてください。
(2003年11月14日の日記より)