活動の記録 | 片岡道子のプロフィール | 片岡道子の日記
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「オットワイラー・ギター&マンドリン セミナー 2009」と「交流コンサート」ツアー ドイツ
2009年8月10日(月)
期間: 2009年 7月31日(金)〜8月10日(月) 11日間
★講習会日程:2009年8月1日(土)〜8月7日(金)
場 所 :ドイツ オットワイラー 青少年音楽教育のためのランデスアカデミー
★2009年8月8日(土)地元ザールの皆様との交流コンサート
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これからドイツに行ってきます。まずはフランクフルトに向けて出発です。
朝8時30分に成田空港で待ち合わせました。
私たちは7時過ぎの新宿発エクスプレスに乗るために、ゴロゴロスーツケースと一緒に家を出ました。
新宿で、川辺さん、松下さん、吉永さん、麗ちゃんと出会い乗り込みました。ソロソロ成田終点の第1ターミナルのはずが一つ手前の第二ターミナル駅で麗ちゃんが降りてホームを歩いているのを発見、大急ぎで捕まえて間一髪元に戻れました。
は〜〜〜よかった!
成田にて、他の真木さん、森君、兼三君、真理恵ちゃん、高津さんと無事集合し、スタートしました。今回睦雄も含めて12人、黒田君(ぎたー)だけ別便になってしまい、この11人でまずスタートです。
成田空港でこれからスタートの元気いい期待に膨らんでいる皆の顔です。黒田君とは向こうで・・・
森君、兼三君、麗ちゃん、真理恵ちゃんの若者4人は満員のためランクアップしてもらい、ビジネスクラスで快適な旅だったようです。
なが〜〜い12時間の飛行時間も意外と速く過ぎあまり揺れることもなくよかった〜〜〜!もうすぐ着陸だ〜〜!
窓から陸が見えている・・・と思ったら急にゴ〜〜〜!超すごい勢いでエンジンがかかり、それから20分ぐらいゆれるゆれる。
「地上からの連絡で着陸やりなおします。」
なんてそんなこと言われても不安になります。やっと地面に降り立ったときはみんなふらふらしていました。
フランクフルトで無事越智先生と会うことが出来てほっとしました。4時半ごろかな?
5時ごろに越智先生がチャーターしてくださったバスで宿舎(オットワイラー)に向いました。ここで、南米ヴェネズエラの4人組とお目にかかり一緒のバスツアーとなりました。
同じ楽器を弾く仲間、越智先生の知り合いということですぐに仲良くなりました。
到着したのが7時過ぎていましたから約2時間半でしょうか?
それからソーセージとチーズとパンの夕食してお部屋割りを決めてやっと落ち着きました。
それから黒田君がいろいろトラブルで遅れて10時45分ごろ駅に着くとの連絡に越智先生とタクシーで迎えに行きました。列車が到着してもギターをもったひとがおりてこない〜〜! と見回しているうちに列車は動き出し、中に黒田君がいるではありませんか?
驚いても仕方なく、もう一度タクシーでいったんアカデミーに戻って、また40分後に迎えに行ってやっと会えました。
電車の中の隣のおじさんが間違えて教えてくれたとか。。。越智先生に初日から大変迷惑かけてしまいました。それでも無事にたどり着いてよかったよかった。。。。
約24時間の31日がやっと終わりました。
これからが思いやられる初日でした。
ここでシュテフェン・トレッケル先生、児島絢子さん(ドイツのハンブルグで勉強中)にお目にかかりました。これから1週間一緒に過ごします。
この日は、午後からドイツチームが集合とのことで午前中はフリーでした。
朝の静かなアカデミーの雰囲気です。
とにかく静かです。鳥が鳴き、蝉が鳴き、今日は私たちだけなので音もなく静かです。お庭にはリンゴがたくさん実っていて毎日出る林檎はこれかしら? と思っています。
まず、午前中はみんなをスーパーに案内して「ノンガス」のナチュラル水を買いに行きました。
午後からは、開会式の後、基礎練習があり今日はこれだけでした。
マンドリンの先生はホアン・カルロス・ムーニョス先生です。とてもいろいろ工夫されたプログラムを組んでくださっていて大変参考になりました。
ピッキングではダウンを2本キチンとひき、アップは1本だけ弾く方法や、アポヤンドで(次の絃までピックを落としてとどまる方法、音をのびやかにするには・・・・など)弾く効果など細やかに説明されていました。
夜は明日からのプログラムを決めるため先生方は会議、生徒の皆は嵐の前の静けさでした。各自お部屋を自分たちの住みよいように・・・・片づけていました。
いよいよ本格的にレギュラーな忙しいハードな毎日が始まりました。
ちょっと毎日の予定を書き出してみます。
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8:00 朝食
8:45 基礎練習
9:30~ 個人レッスン
12:30 昼食
14:00~ 個人レッスン
15:00 おやつ時間
15:30 個人レッスン
17:15 オーケストラ
18:00 夕食
19:30 オーケストラ
21:00 ステューデントコンサート
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下の写真は個人レッスンの様子です。
この日の夜は、オーケストラ練習の前に、ステューデントコンサートに森君(ギター)、兼三君(マンドリン)、ベネズエラのエンダー君、黒田くん(ギター)、の4人が演奏しました。
その後オーケストラ練習の後、私たち日本組は越智先生の指揮の下、最後の日曜日のコンサートのための練習をしました。21時過ぎです。
はじめてのなが〜〜い一日が終わりました。皆よく頑張りました。
オケの写真、そのほかの様子はまた・・・・・・・・・・
この日はプログラムは前日と変わりありません。
少し皆余裕が出来て真ん中のロビーで歓談する人あり、練習する人あり和やかな雰囲気が漂い始めました。
この若者男性のお部屋 「すごい散らかっている」と思ったのですが写真に撮ったらそうでもなかったですね。でもこのとき3人ともベッドにシーツがかけられていませんでした。
「コラ〜〜! すぐにしかないと次の人が汗臭いでしょう!!何考えてるの〜〜!!!」 怒鳴られた次第でした。
今日はデニス先生(一昨年参加した方覚えていますか?)のお姿です。室内楽を教えてくださいました。 「ヤンタッタッ・・・・・」の先生です。
夕方からは私と越智先生、松下さんは地元のアンサンブルの方の練習に合流するためこちらの練習はやめて練習会場に出かけました。車で30分ぐらいの、日曜日に演奏する教会のすぐ近くの日本でいう公民館みたいなところです。
松下さんのソロ、越智先生指揮、ザールマンドリンアンサンブルの皆様とヴィヴァルディのハ長調協演です。
年齢層も幅広く中学・高校生ぐらいからおばあさん、おじいさんまでとてもファミリーな人たちでした。
指揮者のマークスさんはザール大学の物理の先生だそうです。
ここでもエドウイン」さんは張り切っていっぱいなんだかわからないけどドイツ語で大声ではなしていました。
やっぱり 「熱血おじさん」でした。(私達が勝手につけたあだ名です。)
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この日の夜のコンサートはヴェネズエラの皆さんの演奏だったそうです。4人とも独特の音楽観を持っているので面白かったようです。
ヴェネズエラの4人は、とてもよく指が動き上手ですが楽譜通りに弾くことが苦手なようです。ギターのエンダー君は将来プロになりたいとかでとてもきちんと演奏され心にこもった表現力豊かな少年でした。
皆、人の言うことをキャッチする力は素晴らしく、何年後かがとても楽しみです。ドイツのマンドリンコンクールも受けたそうで、毎日毎日、オリジナル曲を次々弾きまくっていました。
明日はオーケストラ練習について書くつもりです。
今日は指揮のレッスンについてご紹介します。
指揮の先生はOliver Kalberer先生とJorg Nonnweiler先生のお二人です。
初級では、和音の進行をしっかりと読むこと・・・を教えられていました。
主和音(Tonic)、下属和音(Subdominante)、属和音(Dominante)、の主要三和音の動きをバッハの曲を使って勉強していました。途中単調に変わる部分の和音の動きや、表情の違いを皆に伝える方法、上半身の力を抜く練習など、見ているだけでも参考になりました。中級では、その上に曲をどのように作るか? 自分の思いをどのように演奏者に伝えるか? 大げさな動きでなく順序よく一人づつ教えてくださっていました。
初級に山縣&鈴木&森&川辺、中級に高津&児島&ヤニカが受講していました。
山縣麗ちゃん、と兼三君です。
森翔一郎くんと川辺さん
皆の前で指揮する高津さん、そして皆に大人気のオーケストラの指導もしているOliver先生です。オーケストラではこの先生の作品「Baloon」が取り上げられていて、先生のことをバルーンおじさんと勝手にニックネームで呼んでいました。
そして中級の組のヤニカを指導するGorg先生です。
児島絢子さんです。
ヤニカさんです。
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8月4日は睦雄の誕生日、70歳ということで夕食の折、食堂で皆さんにお祝いしていただきました。
ありがとう!! 嬉しかったです。胸がいっぱいになりました。
ヤニカさんから頂いたかわいいプレゼントです。
オットワイラーでたくさんの仲間に祝福していただき、健康でお誕生日が迎えられてうれしかったです。感謝の気持ちに胸がいっぱいになりました。ありがとうございます。
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夜はエドウインさん、マークスさんと四重奏(ムニエルの二長調)の練習をしました。
お二人ともしっかり練習してきてくださって音がちゃんと入ってくるようになっていました。ドラのエドウインさんはエネルギッシュに体を動かし一生懸命弾いてくださいます。そして自分の考えがいっぱいあって、その通りいかないとドイツ語で越智さんと大きな声で協議が始まります。チェロのマルクスさんは初めてチェロをもったとは思えないほどしっかり入ってきてくれてビックリです。私達もしっかり弾かなくっちゃ・・・・・。
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この日はドイツの女性3人組、吉永&松下、高津さんとエンダー君、エンダーのギターソロ、児島さんの演奏がありました。
高津さんの伴奏のときエンダーがチューナーをつけっぱなしで演奏して注意されました。
この児島さんの演奏スタイルが問題になっています。児島さん自身も腰痛に悩まされています。直そうと努力中ですが急には(特にソロ」では)直せなく、私と向き合って直す形を懸命に練習されていました。演奏は少しミステイクはありましたが、大阪国際に向けてのリハーサルとして順調に仕上がってきています。「コジコジ!本番頑張ってね!」
今日は、まず朝のギターの基礎訓練の様子です。毎朝マンドリンと二手に分かれて行われます。
ギターの先生はJoel Bettonn先生です。
私が見学したときは、まずギターでみんながかかりやすい腱鞘炎の予防のためのストレッチの仕方、両手の首から指先までの体操、左右の指の膝上での訓練、運指の訓練、右手の訓練、とよく考えられていて文字で書くのは難しいですが、これからマンドリンでも使っていこうと思いました。この先生は太極拳を10年以上習って勉強しているそうです。両足載せるマンドリンのスタイルについても越智先生がいろいろ聞いていました。やはりあまり良いスタイルではないそうです。
ギターもマンドリンも指揮も理論も先生方が皆さん、若い人たちに熱心に指導してくださっているのが通じてきて、このようにきちんとしたプログラムでスタートするドイツの青少年の音楽の奥の深さを感じます。そして日本のあり方が心配になります。基礎力のなさがコンクールを聞いていてもいつも思うのです。 今では音楽教育も一般的には理論は全くなく、歌って楽器弾いて楽しむようですね。主要三和音も知らないことがわかってショックでした。 ピアノを習っていても、あんなによく弾けても、和声を全く知らないで過ごしているのですね。教則本の中で私が 「和音は大事だから勉強しようね。。。」といってもいやそうに立ち向かわない気持ちがやっとわかりました。 皆さん!!これから勉強しようね・・・・・・
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ここでちょっと一休み街の風景を・・・・・・
人がほとんどいないでしょう? 昼近くなのですが、日差しの強さの割に風が爽やかで、カラッとしていて気持ちいいです。お昼にカフェテラスでビールを飲みながら歓談するお年寄りがいっぱいでした。
夏休みということで住人がいなくなっているのもあるのでしょう。
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今度はオーケストラの様子です。
最初のうちはこのように輪になってお互いの音のキャッチボールを確かめる方法で練習が進んでいきました。同じ音進行を4パートに別れてシンコペーションの投げ合いをするようになっていました。先生のすごいリズム感、お腹の出具合、バスの声の素晴らしさが、みんなを魅了していました。
はじめのうちは訳わからず、ただただ言われるままに弾いていた音楽がわかってきて、楽しくなってきたところでこのような普通のスタイルに変わって練習ができるようになり、音もウキウキしてきて、聞いていても楽しさが伝わってくるようになりました。最終日の演奏が楽しみです。
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夕食はバーベキューでした。なにもかもしょっぱいのだけどそれがビールとよく合っておいしいのです。
不思議に「ご飯が食べたい!」とか「鮨が食べたい!」とか「うどんやそばが食べたい!」とか思いもしないのが不思議ですね。気候風土がやはりあっているのだと思います。
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この日のコンサートには
真木さんとエンダー、ヤニカとドイツチーム、兼三君&森君、麗ちゃん(ソロ)、吉永さん&黒田くんの演奏がありました。
この日もいっぱいいっぱい練習した皆でした。
個人レッスンでは
[マンドリン]
Juan Carlos Munoz先生
毎朝の基礎訓練は、いろいろな角度からのピックの使い方やストロークの自由な発想からの使い方、ドイツ流のピックに限らずいろいろな音の表現を教えてくださっていました。ムニョス先生はフランス風、スペイン風な音楽性が、大変豊かな方で、あっという間にみんなファンになってしまいました。
ザールブリュッケン音楽大学には、ギターの他にマンドリン科が新しく(ムニョス先生)出来たそうです。授業料はセメスター500ユーロとのことですので勉強したい方はどうぞ・・・・・・
Steffen Trekel 先生
ドイツのラバーの白いピックの使い方を丁寧に一人分づつ削ってくださり、楽譜もたくさん持ってきてくださっていて、いろんな事を教えてくださいました。こんど10月15日(木)には話音倶楽部で演奏してくださいます。
トレッケル先生はハンブルグで教えていらっしゃいます。児島さんの先生です。
[ギター]
セミナーの責任者でもありギターの先生のStefan Jenzer先生です。
右側の写真の先生は基礎訓練と個人レッスンをしてくださったJoel Betton先生です。いろいろな指の訓練、ぜひマンドリンでも使わせていただきます。
大変お世話になりました。
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この日でレギュラーなプログラムはおしまいです。みんな疲れてきているけれどもう一息頑張っています。この日の夜のコンサートでみんな浴衣を着て演奏したいとのこと、夕食後のオケ練の前に着るため大騒ぎでした。だって誰も自分で着れる人がいないのです。私と松下さん、吉永さんは、エドウインさんたちに練習をちょっと待ってていただいて女性4人に着せてあげました。嬉しそうでしょう!やっぱりみんなよく似合いますね。
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皆がオケの練習をしている間にもう一回四重奏の練習をしました。
それがスッごく練習してくださっていてもうばっちりでした。
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この日のコンサートの日本チームの演奏です。そのほかドイツチームのギター二重奏や、ベネズエラのローズマリーのソロやたくさんの演奏がありました。
決して皆が良い演奏をしたとは言えないのですが、このような機会を使わせていただいて自分の実力を試すチャンスをいただき、反省し、いかに自分が本当の意味で出来ていないかを認識することができただけでも大事な経験となりました。そして知らない、やったことのない音楽に挑戦することもでき、たくさんの他の人の演奏をききました。自分の国の外に出て、たくさん事を見たり聞いたりして、きっと今後の自分たちの心の中の何かが変わると期待しています。
この日は朝からあわただしく、自分の荷物のパッキング、お部屋の整理(シーツやマクラカバー、フトンカバーを外したり)次の行程への準備もありました。夕方にはバスで移動です。
朝の基礎練習はちゃんと行われました。そのあとは指揮の終了テストがありました。
指導者であり審査員の先生方です。
全員合格したようです。
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お昼からは、ファイナルコンサートです。その前に参加者みんなで写真を撮りました。
いよいよコンサートです。プログラムは・・・・・
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ここまでで演奏会は終了ですがそのあと指揮クラスを代表して、高津さんと兼三君が指揮を披露しました。
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講習会はすべて終了です。私たちはすごい勢いで片づけて次の宿泊地 「Berschweiler」にバスでむかいました。途中オットワイラー駅で、児島さんやベネズエラの4人と再会を約束してお別れしました。彼らがザールが気に入って 「ザールブルッケンの国立音大に来たい!」と言っていたそうです。
ペンションZum Dorftug はかわいい小さな旅館でした。
荷物を置いてすぐご招待を受けているレストランにこちらのアンサンブルの皆様の車に分乗して全員浴衣の姿で出かけました。昨年日本に来られた皆様がお礼にとご招待くださったのです。
なが〜い一日がおわりました。明日はいよいよ最終の地元の方々と一緒に教会でコンサートです。
ペンションでの一夜はシャワーが水しか出ないところがあったり、3階までスーツケースを手で運んだりちょっとたいへんでした。でもそこの従業員のおばさんや食堂のおばさん、おじさんや、ビールを飲みに来ている近所の方々が皆さん気さくでとても居心地の良いところでした。
この日は午前中教会での総合練習がありました。
朝食事のところに来ていた門川さん、お食事が取れなくなっていて、熱も少々あり今日は風邪薬を飲んでもらって、残ることにしました。
そして地元のメンバーの皆さんの迎えで車に分乗して教会に向かいました。
歴史のあるとても素敵な教会でした。音の響きは余韻が長く自分の弾いた音に次の音が重なっていく感じでした。お客様が入ったらちょっと違っていたと思います。でも気持ちがよくその教会の心の温かさが伝わってきて、穏やかな気持ちになりました。そして接する皆さんが本当にやさしいのです。
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午前中の練習をじっくりして、楽器などは教会において、今度はメンバーの皆様の手作りのバーベキューサービスがありました。歩いてすぐの先日練習した公民館のような場所です。
一旦ホテルに戻り着替えをしていよいよ本番です。
毎回車で送り迎えをしていただき申し訳ないな〜!と思いながらも私たちにはどうすることもできず、甘えていました。団員の皆様には心より感謝申し上げます。
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いよいよ本番です。お客様はいっぱいでした。以下はプログラムです。
沢山の温かい拍手をいただきました。一緒に演奏させてくださったUrexweilerとBliesenのアンサンブルの皆様、指揮者のMarkus Lauerさん、ありがとうございました。そして最後の最後までこのあともお世話になります、また来年もお世話になります越智敬先生ありがとうございました。
越智先生のマンドリンと協演できたこともとてもうれしかったです。
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演奏会終了後いったんホテルに戻って、すぐに打ち上げ会場のレストランにむかいました。温かいアンサンブルの皆様のおもてなしに感謝し、おいしいビールと食べ物と楽しい会話に時のたつのも忘れてしまいました。
とりあえず無事に終わってほっとしました。
やっと自分たちだけになりました。そして少しゆっくりの時間があったので外を散歩してみました。
無人の教会があったり朝早くからマウンテンバイクでトレーニングする子供やおじさんに会いました。そして延々と丘と住宅があるだけで静かな田舎町です。ホテルの前の手作りパン屋さんのウインドウの扇子が飾ってあるのが奇妙でした。そしてこのお店は近所のおじさん、おばさんの語らいの場らしい雰囲気でした。
小学生ぐらいの少年に「ハロー!」なんて声かけられましたよ。
この写真の右側が私たちが泊まったホテルです。
人は全然写真に写らないでしょう! とてもさわやかな朝でした。
このあと元気になった門川さんも一緒に朝食を取り出発です。
バスの前で・・・・記念の写真です。
11時に出発しフランクフルト空港に2時近くに到着しました。ここでいよいよ越智先生とお別れです。先生はそのままバスでマンハイムにお帰りになりました。
お別れはいやです。「ありがとうございます。」 といいながら、今でもその時の気持ちを思い出すと胸がいっぱいになります。本当にお世話になりました。
空港ではチェックインの時間5時45分まで自由行動にしました。若者たちはフランクフルトの街へ繰り出し、私たち夫婦、松下、吉永の4人はくたくたの私につきあってずっとビールの飲めるレストランですごしました。このあとは、写真も撮る元気なくほっとしてすごしました。
カウンターでのチェックインも、トラブルなく、重さ(楽譜いっぱい)や楽器の持ち込みも、スムーズにすみました。
座席に落ち着いた時には 「これで成田に無事着くといいな〜〜!」と思いました。
本日夕方、無事、全員元気に成田に到着しました。
すごい地震や雨だったようですが(おかげでちょっと飛行機が揺れました。)ごくスムーズに着陸しました。
またおってご報告します。
すがすがしい、オットワイラーの気候から一挙にむしあつ〜〜い自宅に戻り現実を感じています。今日はぼ〜〜んやりした頭と体を早めに休めようと思います。
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8/16に書いています。
飛行機の中では皆疲れが一挙に出たのでしょう。誰を見ても爆睡していました。
成田に無事着陸したときは本当にほっとしました。
この経験をどこまで自分のものにして大きくなるかは、それぞれの問題ですね。
何かを考えるきっかけを作ってあげられたのではないかと思います。
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★ 参加者 募集中!
2009年 4月30日(木)参加申込みは締め切りました。
ヨーロッパ音楽の魅力を味わいたい
コンクールへ挑戦するためにもっとレベルアップしたい
日本と違うマンドリンの演奏スタイルを研究したい
日ごろと違う先生に教わってみたい
将来、演奏家・教師のプロを目指している
そんな皆さま参加してみませんか?
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申込み〆切: 2009年 4月30日(木)
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「オットワイラー・ギター&マンドリン セミナー」 と
「交流コンサート」ツアー
◎講習会の日程:2009年8月1日(土)〜8月7日(金)
日本からの参加の場合
7/31(金)成田出発 〜 8/9(日)現地出発 8/10(月)成田着
☆講習会終了後、地元ザールの皆様との交流コンサートを企画中です。
◎場所:青少年音楽教育のためのランデスアカデミー
http://www.landesakademie-saar.de/
◎講習会参加費用は390ユーロ(講習費、宿泊費、一日3食分の食費、全て含む)
日本からの参加の場合は、このほかに
+往復の航空運賃
+フランクフルトから会場までのバス代(往復)
+講習会後2日間の滞在費 などが必要となります。
現在、世界的に経済、ガソリン代の変動が激しくユーロの予測が難しいため、
もう少し近づいてから詳しい計画をさせてください。
☆講習会のみで帰国の方は、片岡睦雄が列車でフランクフルト空港までご案内します。
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◎セミナー責任者 : Stefan Jenzer
◎講師の先生方
マンドリン : Steffen Trekel , Takashi Ochi , Juan-Carlos Munoz
ギ タ ー : Joel Betton, Stefan Jenzer
指 揮 : Oliver Kälberer
指揮・音楽理論 : Jörg Nonnweiler
◎ドイツ語でのご案内は http://bzvs.de/ の Kurse からご覧ください。
Ottweiler Gitarren- und Mandolinenseminar vom 01.08. bis 07.08.2009
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◎興味のある方、ご質問のある方は片岡マンドリン研究所の片岡までご連絡ください。
ホームページ http://www.kataoka-mandolin.jp/
メ イ ル kataoka@kataoka-mandolin.jp
◎2007年8月2日〜12日に参加した時の様子が研究所の日記に載っています。
http://kataoka-mandolin.jp/2007/08/post_173.html