活動の記録 | 片岡道子のプロフィール | 片岡道子の日記
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「オットワイラー・ギター&マンドリン セミナー 2007」ドイツ
2007年8月12日(日)
期間: 2007年 8月2日(木)〜8月12日(日) 11日間
場所: ドイツ オットワイラー 青少年音楽教育のためのランデスアカデミー
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ほとんどの人が夜明けから起きて準備、遠い人は始発電車に乗って成田に向かいました。
順調に成田から飛び立つことが出来ました。
総勢8人、片岡夫婦、松下、田久保、石崎、吉永、矢野、中村です。
矢野さんと中村君以外は全員ドイツに行ったことのある人達です。
12時間のフライトも飲んだり食ったり、映画を見たり、おしゃべりしたり、居眠りしているうちに順調にフランクフルトに17時ごろに到着しました。
そこで越智先生と待ち合わせ・・・ヤッパリお顔を見つけたときは嬉しかったな!
これからの10日間が楽しみになりました。
先生が地元でチャーターしてくださったバス(20人乗り)に全員ほっとして乗り、2時間ちょっとのドライブを楽しみました。
8時ごろにオットワイラー(Ottweiler)のランデス・アカデミーに到着しました。まだ見ぬ村の雰囲気は、とても静かです。
お食事係の方が特別遅い時間まで待っていてくれて、「とにかく早く食べろ」ということでパン&スライスソーセージ&チーズ&野菜&ソーセージのシチュー を食べ、すぐに部屋割りをしてお部屋に落ち着きこれからの1週間に胸膨らませながら、成田からの16時間の旅で疲れた身体をやっと休めることが出来ました。
成田出発の期待に燃える参加者です。(睦雄撮影)
バスの中からの景色と久し振りにお目にかかった越智先生です。
バスの中からの景色は刈り入れの終わった麦畑、ぶどう園が広大に広がっているところをひたすら走っていきました。気温は24℃とさわやかな天気で、気持ちの良い空気です。
朝、目が覚めるといろいろな鳥の鳴き声が聞こえてきました。窓を開けてお庭を見ているとリスがちょろちょろと駆け抜けていきました。
朝8時に朝食、ソーセージ各種、チーズ各種、パン各種、ヨーグルト、シリアル、ジャム、蜂蜜、果物、ゆで卵(温くてゆで加減抜群のでき)、飲み物いろいろ、とても豊富でした。以後毎朝同じだけどね・・・・
この日は、現地の方々の集合時間が10時半なので、それまで越智先生の案内で駅と街を散策に出かけました。道路をわたるとき「右見て左見て・・・」は通用しません。車が左から来るので要注意!
アカデミーは丘の上にあります。駅や街に出るにはすごい下り坂なのです。
この日は森の中を下っていく階段道を散歩してみました。駅は静かでしたよ。この写真のあとに電車が来ましたが、ほとんど乗り降りありませんでした。
街の中も静かでしょう? 道を聞こうにもあまり人がいなくてウロウロしたり・・・
でもやっとスーパーを見つけて、飲み水、ビール、ワイン、お菓子など必要なものをそれぞれに買ってかえりました。この日は帰り道も階段です。
11時から開会式があり沢山のドイツの青少年が集まってきました。60人ぐらいいたかもしれません。
午後からは、今日は個人レッスンはなく、アンサンブル(小)と全員オーケストラの練習と、越智さんと日本チームのアンサンブルの練習をしました。
大勢のアンサンブルでは「舞踏組曲」「日本の秋」と二曲も邦人作品が入っているのに驚きました。この日は一応顔合わせ、明日からいよいよだ〜〜!!
この日からいよいよ正常に活動開始です。
一日のスケジュールは
7:30 朝食
8:15 朝礼
8:30 全員一緒の基礎練習(マンドリンとギター別々)
9:30 個人レッスン(一人ずつ毎日30分)
研究所の皆は、シュテフェン・トレッケルさんにお願いしました。
もう一人の先生はデニス先生(女性のほっそりしたベジタリアンの素敵な方です。)
12:00 昼食
13:30 小アンサンブルの練習(私たちはデニス先生指揮のチームです。)
15:00 お茶の時間(おいしいケーキがでます。)
16:00 午後の個人レッスン
17:15 全員のオーケストラ練習(指揮の勉強中の人の演奏)
18:30 夕食
19:30 発表コンサート
ざっとこんなスケジュールです。この合間に自分たちのアンサンブルの練習をしたり、四重奏の練習をしたり、個人的な練習したり、越智さんとおしゃべりしたり、買い物に行ったりするのです。
この日の個人レッスンの様子の写真です。最初のうちはカメラを向けるのも忘れていました。居ない人のは、明日載せます。
まずはシュテフェン・トレッケル先生です。
楽器の持ち方が良く分かるでしょう! とても自然な形に楽そうに弾いていらっしゃいました。
個人レッスンするみんなの写真です。
初めてのレッスンでしたがシュテフェン・トレッケル先生はとても分かりやすく、英語、ドイツ語、日本語を取り混ぜていろいろ説明してくださいました。まずはドイツで使っている分厚いピックの使い方をマスターしたいこと、自分の持ってきた楽譜と先生推薦の練習曲を練習したいことなどを伝えました。
この建物がランデス(州立)アカデミーの半分です。反対側には同じようにもっと大きい建物があります。
ここは、州立の音楽研修所みたいなもので施設はとても充実していました。お部屋は二人用(ソファをベッドにすれば3人にもなります。)二部屋にひとつシャワールームがあります。
食堂はビュッフェ式で毎日工夫された温かい食事がでます。スープやカレーライスは出ませんでした。
この日のスケジュールは前の日と同じです。
昨日の個人レッスンの写真の無かったお二人の様子です。
石崎さんは、鼈甲のピックの時もトレモロなかなかうまくいかないので必死にナイロンピックで改良に取り組みました。
松下さんは先生に手元を見るな! といわれて目を瞑ってイメージトレーニングしています。
シュテフェン・トレッケル先生は、いろんな手段を使って分かるように伝えてくださいます。日本にいても同じですが、楽譜にメモすることに一生懸命になったり、言ってくださっている言葉(ドイツ語英語の単語)を聴くことに一生懸命になっていると、先生の感性を受け取れずにいることがあるように感じました。じっと先生の顔を見て、表情をみて心を受け取ることも大事ですね。
何も言葉の出来ない私が通訳したりして・・・・・
アンサンブル練習の様子は明日載せます。
今日はあと施設をちょっと紹介します。前に載せた写真の反対側です。(以下は田久保さん撮影)
右側の2階の窓のところがマンドリン・シュテフェン・トレッケル先生のレッスン室です。
お部屋の様子です。
このお部屋とってもきれいに整頓されていますね。皆のお部屋がこんなにきれいか? とんでもない足の踏み場も無い人もいます。 洗濯物がいっぱいぶら下がっているお部屋、スーツケースが広げっぱなしのお部屋といろいろですが、日頃の自分のお部屋より広い人もいたようです。
この日もスケジュールは前日と同じです。以下最後の日だけが違っただけです。
朝の日課の全員一緒の基礎練習は、スケールをいろいろな形でピッキングで練習したり、トレモロでカデンツ(和音)をハモらせることを感じながら弾いたり、日頃ダウン&アップを常識的にやっているものを反対にやってみたり、とにかく毎朝同じことをするのですが、これが実に大切なことを実感しました。
この写真は四重奏のレッスン風景です。左側は「アンダンテポロネーズ」中村・矢野・松下・片岡コンビ
下のほうは、田久保・吉永・石崎・松下のマンドリン四重奏(テレマン)のコンビです。
とにかくよく練習しました。その練習室の沢山ある廊下に越智さんやコニエツキーさん、ベーレントさんの若かりし頃の写真が飾ってありました。
左側の写真の上はベーレント氏です。下の左側は最後に私たちのアンサンブルに加わってくれたエドウィンさん、右側は直立不動に立っている越智先生です。
右側の写真はコニエツキー氏と手書きの楽譜です。下の方はザール・オーケストラでシルヴィアさんと並んで弾いている越智さんです。
この日の夕方オーケストラの練習にお部屋のあくのを待っているメンバーたちの様子です。
こうしていつでも楽器と足台、譜面台、楽譜を持ってそれぞれのお部屋に移動します。
その待っている間の語らいがまた楽しく、情報収集の場にもなるのです。
この日は、外で夕食というお知らせが回っていました。オーケストラの練習終了後、ウロウロしていると突然非常ベルが鳴り出し、食堂のおばさんたちが「火事だから早く外に出なさい!!!」というのでわけも分からず庭に出てみると園遊会の準備がされているではありませんか?
狐につままれたように感じてキョロキョロしていたら、3階の窓から煙発生!!!
な〜〜んだ!火災の避難訓練だったのです。その内の〜〜んびりと消防車がやってきて、の〜〜んびりとはしご車が伸びてお人形の子供を助けていました。とっくに焼け死んでいそうな時間でした。
それを眺めながらゆっくりと焼きたてのソーセージやホイル焼き、ビールを楽しみました。
この後の演奏会では、松下さんと田久保さんがシュテフェン・トレッケル先生との二重奏を演奏したのです。とても良い演奏だったのですが、あいにく私のカメラが調子悪くうまく写りませんでした。ごめんなさい!
松下さんは、ギロックの「秋のスケッチ」 田久保さんがジェルヴァジオの二重奏曲です。ナイロンピック初演奏でした。
真ん中過ぎまできました。みんなの疲れもピークに達しているけれど、もう少しでマスターできそうな「ナイロンピック奏法」を何とかマスターしなければ!との思いに練習にも熱が入ります。
この日、ギターリストで越智さんの友人の佐々木さんが訪ねてくださいました。何だか嬉しかったです。
ドイツの熱血おじさんばかりのなかに、飄々とした日本のおじさんの姿が妙に私たちをほっとさせてくれました。佐々木さん来年ヴァイカースハイムヨロシク!
この日の夜は、四重奏曲アンダンテポロネーズ(中村・矢野・松下・片岡)と石崎さんのソロがありました。石崎さんすっかり」ナイロンピックで頑張っていました。アンポロはこんな曲をあちらであまり演奏しないのでしょうね、珍しさに興味津々でした。あとから「スコアーがほしい!」といろんな人に言われました。この写真も無いのです。(誰かが送ってくれたらアップします。)
演奏会終了後、皆でザール地区の博物館に行きました。8時過ぎからです。私と松下さんは疲れてパスし、後からビヤーガーデンで合流しました。
この写真は街に出る道の階段でなく急な坂道のほうです。
博物館は私は行きませんでしたが、田久保さんが撮影してくれました。このポストカードに写っている三角の袋は子供さんが小学校入学のときにお祝いにもらうもので今でも残っている習慣だそうです。算数や理科のお教室、そして机に座って嬉しそうな越智さんです。後ろにちょっと笑っている佐々木さんが写っています。
見学終了後、私たちも待ち合わせてオットワイラービール醸造所のビヤーガーデンで地元のビールを楽しみました。 とっても寒い日でしたがみんなの心の中は暖かく、眠いのに楽しい夜でした。小麦のビールがおいしかったです。そしてシュテフェンのご馳走してくれた焼き立てのプレツェルもおいしかったです。
私もこの日はシュテフェンやデニスと楽しく飲みながらお話し名刺(今更ですが・・)交換したり、ついでに皆もほしいとかで配ったりしました。
昨日、今日と雨降りです。 寒い一日となりました。
睦雄は、私たちが練習に励んでいる間、毎日電車に乗りに出かけていました。ドイツパス5日間のチケットを東京で購入していきましたので絶対5日間は乗るぞ〜〜!頑張っていました。昨日は雨で中止してこの日も雨の中でかけましたが午後から晴れてよかったようです。
誰も見物していない中、一人ザール城にも行ったようです。その写真をお見せします。
ザール城です。
お城から見た街の様子です。この川はザール川です。
同じくお城からの眺め、ザール川の両岸です。 下に降りて眺めたお城です。
ワインのもととなるブドウ畑(実がいっぱいなっていました。) ザール川の向こう岸です。
この日は、私たちはいつものようにスケジュールをこなしました。
午後から児島絢子さんが特別参加でハンブルグから7時間電車にのってやってきました。久し振りの再会は、嬉しかったです。チョッピリふっくらしたアヤコがいました。でもすぐにみんなの合奏練習に合流して楽しそう、私たちも通訳してもらえるので心強かったです。
この日の夜のコンサートでは矢野さんのソロ「ダンツァ」と吉永さんの「桜幻想曲」、マンドリン四重奏曲(テレマン)の演奏ががありました。矢野さんと吉永さんは浴衣を着てステージにあがりました。コンサートの写真は最後に全員載せますね。
終了後児島さんも来たし、残り日数も少なくなったので地下のビストロで夜の1時まで飲んでおしゃべりしました。 皆疲れているのだけど、ついつい楽しくて、名残惜しくて、話が尽きないのです。
この日も、なんとなくどんよりした天気です。
朝目覚めたら、なんとなく調子の悪い私でした。グズグズしているよりもお医者さんに行ったほうが早い!と思った私は、すぐに越智さんにお願いして世話してくれているほうのシュテファンさん(マンドリンの先生と同じお名前なのです)に車で病院に連れて行ってもらいました。まずインフォメーションで越智さんが事情を話すと、「診察の受付は別のところだからそちらへ行きなさい。」と言われた。
その場所に行って見るとドアーがしまっていて、まずブザーを押すとドアが開いて看護婦さんらしき人が事情をきいてくれる。しばし、相談した後、「今、ドクターが来るから外で待っていなさい。」とまたお部屋の外にでて廊下のいすで待つ。周りには人が全然いない・・・・・
しばし5分ぐらいかな? 待っているとお医者さんが来て「中へどうぞ!」と言われ、またそこで越智さんが事情を話してくれて、お医者さんの質問を日本語で訳してくれて、私の答えをまたドイツ語で伝えてもらって、お医者さんの判断で「この薬を4日分あげます。心配すること無いよ!これですぐ良くなります。」と言われほっとする。
はて! この支払いや手続きはどうするのか?とまた越智さんに聞いてもらったところ、「ノーノー!何もいらないよ!」といわれあっけにとられながらも、感謝して握手しておわりました。
ああ!良かった。気持ちもほっとして帰りは、お医者さんに薦められた漢方のお茶を買いに薬屋さんによって、そこからタクシーでかえりました。
きっと頑張りすぎちゃったんだね。ということでこの日はゆっくり休養することにしました。
こんな経験も、いつでも出来るわけでもないので勉強になりました。越智先生のお陰です。何から何までお世話になっています、ありがとうございます。
毎朝の基礎練習は、地道な30分ですがこれがとても大切でした。
夜の演奏では、小アンサンブル(ルロイアンダーソンの小品2曲)もあり、ジャパニーズグループのアンサンブル演奏(Aux Arenes:マチョッキ)+エドウィンさんの曲、矢野さん(シュトラウスの曲)、田久保さん(田中常彦作曲:蝶々の主題による変奏曲)、の独奏、松下さんとシュテフェンとの二重奏(シュトラウスの二重奏曲)といろいろ出番がありました。
この小アンサンブルを率いているデニスさんは、マンドリンも上手ですが、指揮も抜群で、どこかの指揮のコンクールで1位をとっているそうです。いつもチョッピリおなかの見える短いTシャツに細いGパンでかっこいいです。(やっぱりベジタリアンでした。でもねチョッピリお腹が膨らんでるのが 気に入らないんだけど・・・)。
このベースを弾いているおじさんは、越智さんとは40年来の親友だそうです。この日の私たちの演奏では、このおじさんの曲もチョッピリ演奏したのでおお張りきりでした。私たちの間では「熱血おじさん」でとおっていますが、実はEdwinさんというお名前の作曲大好きな、どんな楽器でも弾きこなしてしまうすごい腕前のおじさんです。
この日は、皆浴衣をきました。私はこれ以上冷えたらまたおかしくなっちゃうので、私の分は児島さんに貸してあげて浴衣演奏を楽しみました。「ニッポンジンアツマレ〜〜!」で撮った写真です。後で考えたら、ギターで参加していた小5の閑喜くんに写真に入ってもらうのを忘れました。
ついに最終日です。これで終わり・・・だったらゆっくり味わいたいところですが、とんでもなく忙しい一日となりました。午前中に指揮のクラスのテストのためのオーケストラを全員で受け持つわけです。
初級・中級・上級 とありますが、
初級は簡単な3拍子の曲を5段ほど振ります。その後は先生が質問して「二拍子はどう振るの?」
「6拍子は?」「早い6拍子は?」などの質問に答えて行きます。何人いたのでしょう?10人以上いました。
中級は、2拍子と3拍子の変拍子の曲を振ります。 その後同じように質問に答えて振るのです。5人ぐらいいたでしょうか?
上級は、桑原さんの「日本の秋」イザベラという普段マンドリンのトップをやっている女の子がふりました。この日は午後の演奏のため最初から全曲演奏の練習もかねてやりました。
合否は私たちは知りませんが、落ちた人もいるようでした。
下の写真はイザベラ指揮の試験中の写真です。
このあと、ジャパン・アンサンブルの練習、アンダンテポロネーズの練習、小アンサンブルの練習と忙しく、急いで昼食を済ませ、まず浴衣を着ました。今日は私も着ましたが、下が冷えてしまうので浴衣の下にシャツ、おなかにはカイロ、スエットパンツをはき靴下を履きスニーカーというとても日本では出来ないいでたちでした。
午後4時からいよいよ本番です。
この日の演奏はスタッフの方々が選んだソロやアンサンブルで、迎えに来たご家族や、地域の方々が聞いてくださいます。全プログラム写真をのせます。少々ピンボケですがお許しください。
最初に小アンサンブルの演奏です。ルロイアンダーソンの2曲です。
その後ギターのSvenija Beurenちゃんと矢野さんとがソロをしました。
私たちの四重奏「アンダンテ ポロネイズ」です。その後Gaby(ギター)、Aline(マンドリン)
2人のソロが入ります。
小アンサンブルのシュテフェン・トレッケル組みです。
閑喜くんのギターソロ、Svenjaのマンドリンソロ(スペイン奇想曲)Gabyのギター伴奏
いよいよ日本チームの演奏です。「Aux Arnes」マチョッキです。
最後はイザベラ指揮の桑原作品「日本の秋」です。こう訳されていました。
演奏会終了後あっという間に解散となりドイツの皆さんは自宅へと三々五々引き上げていきました。この日は私たちだけがアカデミーに泊まりでのんびりと楽しく過ごしました。
この続きの夜の部は11日のページにのせます。
〜昨日の続き〜
皆ドイツの皆さんはご両親や友人と一緒に大荷物を持って帰っていきました。松下さんたちのお部屋の隣だったヤニカさんはご両親がお迎えに来ていて、でも私たちとの別れが名残惜しくいつまでもお話がつきませんでした。後ろの真ん中の背の高い人がヤニカさんです。
みんなが帰った後、私たちと、来年日本に来るザールマンドリンオーケストラの代表のStutzさんと息子さんのお2人を交えて夕食となりました。この日は私たちのために「ハンバーグ」が用意されていました。私のベジタリアン食も、本物と変わりないおいしさでした。皆大満足です。
その後はフリーになったので、今回一度もマンドリンを弾いていない私のために、松下さんの案で、2人のミニミニコンサートを開くことになりました。
ほとんどのお部屋が空いているので、空になった広い部屋で、北海道で弾いた曲から数曲を越智先生に聴いてもらいました。私は本当に弾いていなかったので、つっかえたり間違えたりしながらも楽しく弾いていたように思います。やっぱり私はマンドリンを弾くのが好きなんだな〜〜!と実感しました。
越智先生の貴重なアドバイスも大事に参考にして次に役立てたいと思います。
この日の夜はまた私たちだけのビストロでの打ち上げを開きました。この様子は写真なんて残そうという気も失せてしまって何も写真がありません。アルコールだめな私は、越智さんに見習ってノンアルコールビールを飲みました。結構雰囲気でみんなの酔いに交われて楽しかったです。
今回のアルバムに残せなかったこと〜
実は書き忘れました。
8/9日本組みアンサンブルの前に越智先生のソロがありました。実はこのとき全員が次のアンサンブルの準備をしていて誰も写真を取らなかったのです。残念!!!
ずっと私のマンドリンで練習していました。自分で書き下ろした「千の風になって」の無伴奏曲です。
とても素敵な演奏で、心に残る越智さんの人柄を感じる音色でした。「おっちゃん、本当にごめんなさい。」
食堂の風景です。
街の風景です。最初の写真は駅の外と電車の前で・・・
朝市の風景と、今は使われていない昔の市の役所だそうです。
こんないっぱいの経験をありがとうございます。全てで10日間泣いたり笑ったり、疲れたり、楽しかったり、いろいろありましたが何より有意義なときを全員がすごせたと思います。
次の日の朝8時に食事を済ませ、10時半にアカデミーを出発しました。来た時のバスの運転手さんに再会し、越智さんとのあと数時間のお別れも名残惜しく思いながらバスの中の人となりました。
朝の写真は明日のページに載せます。
楽しかったオットワイラー、サヨウナラ!!!
8/11(現地の日付)の朝の様子です。
バスが来るまでのちょっとのんびりとした時間、皆一緒に過ごしたアカデミーの前でお別れの写真
チョッピリ感傷的になって、アカデミーにさよならしました。
とても熱心に教えてくださったシュテフェン・トレッケルさんと、ずっと寝泊り・練習でお世話になったアカデミーの看板です。
バスの中で越智先生と名残を惜しんでお話しました。皆はどっと疲れが出てバクスイ状態でした。帰りは近道したのか?早くに空港についてしまい残念!! フランクフルトで越智先生とお別れしました。先生は、そのままバスでヘッペンハイムの自宅まで送ってもらえることになりました。良かった!!
私たちの譜面台、足台、ギター2台、マンドラ1台、楽譜たくさん、持ってきていただいていたのでほっとしました。先生!本当にお世話になりました。ありがとうございました。
空港では長時間の待ち時間がありましたが、ゆっくりランチを食べて、ビールを飲んで、お買い物をしている間にあっという間に搭乗時間となりました。皆半分帰ることが嬉しく、半分寂しく、でもどことなくほっとした顔しているでしょう?
最後に思い出の越智先生とのアンサンブルシーンをもう一度
飛行機の中は皆バクスイ状態で寝ていました。という訳で退屈することもなく食事に明け暮れているうちに無事成田に着きました。
10日間のドイツザールへの旅を終えて帰宅しました。
これで、ドイツ日記を終わります。