午後3時開演
出 演: Duo Trekel & Tröster
シュテフェン トレッケル Steffen Trekel (マンドリン)
ミヒャエル トレスター Michael Tröster (ギター)
◇共演:児嶋絢子(マンドリン)
4年ぶりに来日した デュオ トレッケル&トレスター!
10月4日(金)夜に高円寺到着。
日本の満員電車(しかも大荷物で)はさぞ大変だったことと思います。
片岡先生のお宅に荷物を置いてから、ささやかなウェルカムパーティとして?近所の居酒屋で食事をしました。
10月5日(土)は翌週行われるコンサートに向けて練習をするということで、児嶋さんのサポートではるばる横須賀まで。
JRのみ乗り継ぐこと片道約3時間かかったそうです…。
そんなハードスケジュールの後に迎えた10月6日(日)の話音倶楽部。
タフなお二人はまったく疲れた様子を見せず、会場セッティングまでお手伝いくださいました。
1曲1曲を丁寧に解説してくださり、
それを児嶋さんが優しい雰囲気の通訳で私たちに伝えてくれます。
お互いが自由気ままに弾いているように見えるのに、ピッタリ息のあったスーパープレイ。
ポイントでの「微笑みアイコンタクト」がとても印象的で、見ている私たちも自然とニコニコ顔になります。
プログラムの曲を弾ききった後も、まだまだ弾けるよ!とのことで、アンコールを3曲演奏して終演となりました。
終演後も興奮冷めやらず、もっとお話したい私たちのために質問コーナーが設けられました。
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本日弾いた以外にも、デュオトレッケルトレスターのために書かれた曲はありますか?
※藤井敬吾氏作曲「Sonata」はお二人のためにかかれたものです。
(A)アメリカ、ブラジルなどたくさんあります。日本だと小林由直氏が書いてくれています。
来年、二人のために書かれた曲でCDを作るプロジェクトがあるそうです。
本日弾いた楽譜は簡単に手に入りますか?また、どこで手に入りますか?
(A)トレッケル氏のお店で買えます!http://www.trekel.de/
送料等、問い合わせたいことがあれば、お店にE-mailを送ってください。
※日本語はそもそも先方のPCに表示されませんので、メールは英語かドイツ語で書きましょう。
使っている楽器は何ですか?
(A)トレッケル氏
Alfred Woll氏のマンドリン。http://www.woll-mandolinen.de/
普段は曲によってバロック、イタリアンなど使い分けていますが、
今はツアーなのでこの1本だけです。
ちなみに初めてマンドリンを買ったのは1978年のこと。
まさか楽器を買ったお店の人と結婚するとは思わなかったけどね!とのこと。
(A)トレスター氏
Dieter Hopf氏のギター。http://www.musikwaren-hellweg.de/hopf/
Hopf氏は元々ヴァイオリン製作家ですが、ギターも製作しています。
今回のコンサートのギターの音は、とても大きく響く音が印象的でした。
よく響く音を出す為にはもちろんテクニックも必要だけど、
何よりも楽器のおかげだとおっしゃっていました。
使っている弦は何ですか?
(A)トレッケル氏
E線はハナバッハ、A線はトマス。
D線とG線は巻きが二重になっている、特別なものを使っています。
特別な弦はそのうちトレッケルモデルとして販売するかも??
(A)トレスター氏
トレスターモデルの弦を作っているので、それを使っています。
今日使っているギターレストもトレスターモデルです。
どちらもトレッケル氏のお店で買えるそうです!
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質問コーナー&片付け終了後、場所を移動して魚がおいしい居酒屋にて打ち上がりました。
ここでもお話は尽きず、すっかり長居してしまいました。終電ギリギリだった方もいたようです。
このあとお二人は10日ほどかけて秋田・もう一度東京・大阪・京都・広島をツアーしました。
本当にタフなお二人です。
また近い将来にお会いできることを楽しみにしております。 (岡村 記)
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Duo Trekel & Tröster
デュオ トレッケル&トレスター
●プロフィール● -----------------------------------------------------------------
デュオ トレッケル&トレスター
優れたマンドリンとギターのデュオ。彼らの長年に渡る様々な編成による室内楽での経験がこのデュオの中に集約されている。彼らが紡ぎだす音楽的な表現力や卓越されたテクニックは聴衆を魅了し続けている。
2004年に結成されたこのデュオは、ドイツ国内に限らずスペイン、ポーランド、スイス、日本や観光でも活動しており、大きな音楽祭や演奏会で観衆やメディアの好評を博している。
プログラムはマンドリンとギター、通奏低音のためのオリジナル作品のみならず、自身が作曲・編曲した作品も含まれている。特に重要な取り組み、得意としているのは現代曲である。
これまでの2枚のCD「en garde」と「North to South – Musik aus Amerika」では現代曲のみならず、映画音楽、南アメリカの民族音楽、リズミカルな音楽など多様で興味深い内容となっている。
シュテフェン トレッケル Steffen Trekel (マンドリン)
1968年エッセンに生まれる。マンドリン界を牽引するマンドリニスト。D.Tewesと、ケルン音楽大学にてM.Wilden-Hüsgen教授に師事。
数々の青少年音楽コンクールマンドリン部門に一位入賞。1994年、シュバインフルト、国際マンドリンコンクールソロ部門にて入賞。ソロ活動だけでなく、室内楽のコンサートもヨーロッパ各地にて開催、有数のオーケストラとも共演。
マスタークラスの講師や大阪国際マンドリンコンクールなど権威あるマンドリンコンクールの審査員を務め、後進の指導にあたっている。1995年よりハンブルグ音楽院にて教鞭を執る。
ミヒャエル トレスター Michael Tröster (クラシックギター)
世界的に有名なギタリストの一人。国内外のギターコンクールにて数えきれないほどの優勝歴があり、国際的なソリストとして、また室内楽においての演奏家として活動している。また50を超える録音は世界に知られているところである。同時に、カッセル音楽アカデミーにてギター科の講師を務め、国内外において招聘ゲストプロフェッサーとして後進の指導にあたっている。
「エコークラシック」「ディアパソンドール」を受賞しており、彼は今を時めく国際的な一流音楽家といえるであろう。
< 共 演 > -----------------------------------------------------------------
●プロフィール● ---------------------------------------------
児嶋 絢子 こじまあやこ (マンドリン)
フェリス女学院大学卒業。ハンブルク音楽院を経て、2013年、ドイツ国立ハンブルク音楽演劇大学マンドリン科首席卒業。
ベルリン州立音楽学校にてマンドリン科講師の経験を積む。
2011年、第2回全国マンドリン独奏コンクール優勝。
2012年、第9回ラファエレ・カラーチェ マンドリン独奏コンクール3位入賞(イタリア)。
ギターの槐智明と ≪ Duo Alster ≫を結成。
2013年より、嶋田ミュージック、イグチミュージックスクール講師。こじまあやこマンドリン教室主宰。
Steffen Trekel、越智敬、片岡道子、桝川千明の各氏に師事。
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デュオ トレッケル&トレスター のお二人が、2009年以来4年ぶりに、話音倶楽部に再登場!
世界を魅了する息の合った演奏を、どうぞお楽しみください。