期間: 2013年 7月18日(木)〜7月27日(土) 10日間
★講習会日程:2013年7月19日(金)〜7月25日(木)
場 所 :ドイツ オットワイラー 青少年音楽教育のためのランデスアカデミー
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ドイツ・ザール州マンドリン連盟(BZVS)の講習会に参加して
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篠原 杏莉
(桝川千明門下生・慶応義塾マンドリンクラブ所属)
私は、この講習会に参加したいと前々から思っていましたが、自分に出来るのかという不安で申し込む勇気がありませんでした。そんな時、桝川先生の「時間があったら行ってきたら?」という言葉が私の背中を押してくれました。
講習会前日の7月18日。片岡先生の門下生の方と一緒にドイツへ向かいました。私は、はじめての海外ということもあり、緊張と不安の中、飛行機に乗り込みました。フランクフルトでは、先に行っていた児嶋さんが迎えてくれて少し安心しました。
講習会初日。フランクフルトから講習会が行われる施設ランデス・アカデミーまで約2時間。タクシーで向かいました。この日は夕方から講習会がスタートしたため、個人レッスンはなくオーケストラのみの練習になりました。最初は現地の大学生が編曲した曲を彼の指揮で演奏し、夕食後Katsia先生の指揮で先生の故郷・ロシアの曲を演奏しました。とても、明るく楽しいPolkaやロシアの子守歌など計4曲、最終日に行われるコンサートが初日から楽しみでした。この時には私の前日までの不安はなくなり、練習に励むことができました。
2日目。本格的なレッスンが開始。
1日のスケジュールは、
8:30〜 朝食
9:15〜 基礎練習(マンドリンとギターに分かれて練習します。)
10:00〜 個人レッスン(2人の先生に分かれて10:00〜14:00の間に一人30分ずつ見てもらいます。)
12:30〜 昼食
14:00〜 個人レッスン
15:00〜 おやつ
16:00〜 アンサンブル練習
16:30〜 指揮練習
17:15〜 オーケストラ練習(指揮のレッスンを受けている人が指揮を振ります。)
18:30〜 夕食
19:30〜 発表会(練習の成果を他の受講生に聞いてもらいます。)・オーケストラ練習(全体の練習でKatsia先生が指揮を振ります。)
空いている時間は、個人練習やアンサンブルの練習をしたり・他の人のレッスンを見に行ったり、散歩をたり…。私は1日だけですがランデス・アカデミーの周りを散歩。日本では見られない、おもちゃのような小さな車や可愛い家の数々…少しでしたが、ドイツの街並みを楽しめた気がします。
1日の終わりには、地下のビストロでビールを飲みながら、先生方や他の受講生と交流しました。日本語を教えたり、ドイツ語を教えてもらったり、カードゲームをしたりと楽しい時間を過ごしました。朝・夜はとても涼しかったのですが、昼間は暑く…ドイツの受講生に「ハイスって日本語でなんて言うの」と聞かれたため「暑い」と教えたら、ずっと「暑い」と言っていて思わず笑ってしまいました。
毎日の基礎練習はKatsia Prakopchyk先生が教えて下さいました。先生は基礎練習用の楽譜をくださり、それをもとに練習をしました。先生は一人一人回って、とても丁寧に教えて下さいました。講習会が終わっても出来るようにと楽譜をくださったので、帰ってきてからも活用しています。
個人レッスンは前半3日間がSteffen Trekel先生に、後半2日間がKatsia先生に教えていただきました。Steffen先生には「3連符を均等に」と言われ、アクセントを真ん中につけたり最後につけたりする練習方法を教わりました。Katsia先生には左手で行うピッチカートがちゃんと出る方法を教えていただきました。最後には最初の頃よりの倍ぐらい音が出て自分自身驚きました。また、2人の先生から歌うようにという指示をもらいましたが、実際やっているつもりでも伝わりづらく難しいと感じました。(ちなみに私は、英語・ドイツ語ともに全くと言っていいほどできないので児嶋さんに通訳していただきました。おかげで安心してレッスン出来ました。)
私は8月に大学のクラブの演奏会で指揮を振るということもあり、指揮のレッスンも受けました。アクセントのつけかた・rit.の掛け方などを教わりました。先生はドイツ語で勢いよく話すので、児嶋さんの通訳がない日は、身ぶり手ぶりで話すのに精一杯でしたが、出来たら「OK」と笑顔でサインを出してくれるので失敗を恐れず指揮を振ることができました。
発表会には独奏で2回と片岡先生・松下さんとの三重奏、日本人のアンサンブルで出ました。1回目の独奏では、弾く場所を間違えてしまうという失敗をしてしまいましたが、先生に「本当の演奏会で間違えないための発表会だから大丈夫」と声を掛けていただき少し安心しました。片岡先生・松下さんとの三重奏は二人の演奏についていくのに精一杯でしたが、とても楽しく演奏できました。
最終日。コンサートを行いました。まず私は、施設で練習していたホールの扉が全て開き、演奏会用のステージに変わることに驚きました。驚きながら午前中の練習を終え、14:30。コンサートが始まりました。私たち日本人で「Napoli」を演奏し、児嶋さんはSteffen先生との2重奏、私は「ジプシー奇想曲」を小林夏子さんの伴奏で演奏しました。他の人の演奏をコンサートという形で聞くと皆の緊張が伝わってきて私まで緊張してしまいました。緊張はしていたものの、いつもよりリラックスしていたのかとても楽しく弾けました。そして私はコンサートで指揮も振らしていただきました。私は、普段指揮を振る時一度皆の顔を見渡してから振るようにしています。なので、このコンサートでも一度皆の顔を見渡しました。その時、現地の受講生がにっこりと笑顔を見せてくれたので、とても嬉しかったです。振っている時も何人か指揮を見て笑顔をくれたので安心しました。
コンサートの最後はKatsia先生の指揮のもと、4曲演奏しました。先生が楽しそうに振っている姿を見ると、私も楽しくなり、勝手に体が動いていました。また、小林夏子さんの息子さんも楽しそうに身体を動かしながら聞いていた姿を思い出すと、この1週間、自分自身楽しく演奏でき、聞いている人に少しでも楽しんで貰えるような音楽を違う国の人と作りだせたという喜びでいっぱいです。
私は、今回この講習会に参加して、違う国の方と演奏する楽しさを感じました。また、いつもと違う先生に教わり違う視点から見てもらうことで、新たに自分の出来ないことが見えてきて次の練習につなげることができました。
熱心に教えて下さった先生方、仲良くなり刺激を与えてくれた受講生の皆と、楽しく学び演奏出来たこの1週間は、本当に素晴らしい時間でした。機会があれば、今回の講習会で一緒に過ごした仲間たちと会い、演奏出来たらとても嬉しいです。
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期間: 2013年 7月18日(木)〜7月27日(土) 10日間
★講習会日程:2013年7月19日(金)〜7月25日(木)
場 所 :ドイツ オットワイラー 青少年音楽教育のためのランデスアカデミー
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明日からドイツ(オットヴァイラー)に行ってきます。もう先発隊は昨日出発しました。先発隊からつい先ほど「講習会上に到着しました。」というメイルを着信しました。30℃越えてるんだって、あちらも暑いのですね。がっくり!
私はつい先ほど9時までレッスンしていたので、これから最終準備をします。
日記はあちらで書ける状態なら書きますがちょっと無理かもしれません。
またご報告のレポート楽しみにしていてください。
今こちらは21日夜の11時半です。
とりあえず日記が書けるようになったので、無事着いて活動開始した事をご報告します。
20日(土)朝6時過ぎに家を出て成田空港にむかいました。
成田で松下さん、夏子と冬葵朗と一緒になって飛行機に搭乗することが出来ました。
ながーい飛行の間大した問題もなく、こちら時間の4時半頃にフランクフルトに到着しました。
そのままフランクフルト空港のホテルに直行してひとまずその日の予定を無事終了しました。
21日(日)、今日の朝列車でオットワイラーまで行く予定なので9時前にホテルを出て無事予定の列車に乗れた時はホッとしました。乗ってる時間は丁度2時間ぐらいです。
オットワイラーの駅に降り、出迎えてくれた児島さんの姿を見つけて本当に嬉しかったです。
すぐにお昼をいただき、知ってる方々に挨拶をしてお部屋に落ち着きました。
そして早速みんなの練習を聞いたり、少しアンサンブルに加わって弾いたりしました。
今はもう時差ぼけと疲れのせいで頭がボーーッとしてきました。
とりあえず参加者全員元気です。
参加者は私達遅れて参加組の他に、今回のツアーコンダクター児嶋さん、本田さん、そして桜井さん、梅沢さん、篠原さん、ギター参加の岡村さんの6人です。篠原さんは枡川さんのお弟子さんで若い大学生さんです。合計10.5人です。今日はこの辺で・・・・・・・・・
帰ったら詳しく書こうと思っています。
昨日までとても暑くて毎日が30℃を越えていました。
今朝は夕べ夜中の雷と雨のおかげですっとした気温になっています。
今、23日の朝7時です。
昨日は、皆のレッスンを見学したりアンサンブルの練習をしたり、オケの練習に参加したり、トレフィオリの練習もできたしトレッケル先生に聴いていただいてアドヴァイスを頂くこともできました。
冬葵朗もすっかりこちらの時間にも順応してよく食べ、よく寝ています。
今日は涼しいことを期待して一日をスタートしたいです。
天気予報見ると日本は益々暑いようですね。
また今日の終わりに報告します。
今朝の6時半です。
昨日23日(火)は、私もいっぱい弾きましたし、見学もいっぱいしました。
帰宅したら写真入りで報告したいと思います。
Tokiroは皆と一緒に練習したくてやめるのが嫌で泣いたりしました。
10:30 純子さんとやよいさんのカーチャ先生のレッスンも同じように
11:30 桜井くんのレッスン
12:00 オカムと純子さんの二重奏をギターの先生のレッスンなど見学
15:30日本人全員でタランテラナポリをトレッケル先生に指導お願いしました。
16:00杏莉ちゃん、松下さん、片岡の3人でアンプロディウスの三重奏
忙しい一日でした。
その合間にトレフィオリの練習もできました。
24日(水)も同じようにいろんなものを練習したり見学したりしました。
夕方のオケの練習は部屋の中が暑いので外でしました。
夜のコンサートでは杏莉ちゃんのジプシー奇想曲独奏に夏子がピアノ伴奏で参加しました。
その間もTokiroはとても楽しそうに聴いていました。ちょっと驚きです。
今日が最後の夜です。
皆それぞれに名残惜しんで遅くまで語らっていました。
毎朝の基礎練習
とても丁寧にカーチャ先生が教えてくださっていました。
指揮の練習風景です。
それぞれのレッスン風景です。
ギターの先生が模範演奏をしてくださいました。
〜〜25日(木)に行われたラストコンサートの様子です。写真のある分だけですが〜〜
終わってホッと一息・・ヤニカさんとの再会
〜〜しばしの休み時間〜〜
〜〜窓からの景色です。〜〜
〜〜おまけに〜〜
初めてマンドリンに触れました。おもちゃのギターの名演奏もたのしそうでした。
4時に成田に無事着陸し、いろんな用事を済ませ6時過ぎのエクスプレスに載りました。
8時ごろ無事自宅につき、ざるそばを食べ、ゆっくりお風呂にも入り今ホッとしたところです。
明日にでもゆっくり更新します。
頭も体もぼ〜〜っとしているので今日はこのへんで・・・・
今朝というか昨夜と言うか、3時ころから目が覚めて仕方なくシンクロのライブ放送をぼんやりと見て、また寝て、午前中いっぱい寝ていました。
お昼に味噌汁作って、梅干しと海苔で白いご飯を食べました。
成田で送ったスーツケースがやっと夕方届いて、今、沢山の洗濯して干し終わったところです。
実はドイツに行くと何かしら失くしてくるのですが、今回は最後の最後にカメラを紛失しました。落としたのか?とられたのか?全く記憶にありません。
いつも全ての私の行動記録にしていたのでデータがゼロになってしまいショックです。あしたから自分の記憶を頼りに、そして皆から提供して頂く写真をもとに更新していくつもりです。同行の皆さんよろしくお願いします。
純子さんが送ってくれた写真で、今日は合間に、日記に載せるようの写真の加工をしていました。一応の準備は出来たので時間のある時に更新します。
ただ全員が弾いているときの写真がありません。
もし、ビデオから取り出せればいつか????取り出してみます。
やったことないからいつできるか解りませ〜〜ん!
2時に練習終わって軽く食事をし、そのあと新宿で睦雄氏と待ち合わせてカメラを買いに行きました。前のとほぼ同じ、かる〜〜いのを選んできました。
夜はつい先ほどまで、とりあえず講習会の様子の写真を日記にアップしました。
写真の日付は関係なく、レッスン風景、コンサート風景、ラストコンサート風景、雑写真、に分けて掲載しました。
またおいおいコメント書いていくつもりです。
純子さん写真ありがとう!
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★ 参加者 募集中!
2013年 4月30日(火) 参加申込みは締め切りました。
ヨーロッパ音楽の魅力を味わいたい
コンクールへ挑戦するためにもっとレベルアップしたい
日本と違うマンドリンの演奏スタイルを研究したい
日ごろと違う先生に教わってみたい
将来、演奏家・指導者のプロを目指している
そんな皆さま参加してみませんか?
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申込み〆切: 2013年 4月30日(火)
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「オットワイラー・ギター&マンドリン セミナー」
◎講習会の日程 : 2013年7月19日(金)〜7月25日(木)
日本からの参加の場合(予定)
<出発>7月18日(木)成田発 - 7月18日(木)フランクフルト着
<帰国>7月26日(金)フランクフルト発 - 7月27日(土)羽田着
◎場所 : 青少年音楽教育のためのランデスアカデミー
http://www.landesakademie-saar.de/
◎講習会参加費用 : 12万〜14万円 ※参加人数による
(レッスン料、宿泊費、食費、移動費、通訳料、手数料含む)
このほかに
+ 往復の航空運賃(16万〜18万円程度)が必要です。
★講習会について
ドイツ・ザール州のオットワイラーという静かな町で行われ、地元の若者が多く参加しています。
講習会の内容は、基礎練習、個人レッスン、
アンサンブル、全員参加のオーケストラと、とても充実しています。
個人レッスンの時間は、
それぞれのレベルに合わせたレッスンをしてもらえるので、初心者にもおすすめです。
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◎セミナー責任者 : Stefan Jenzer
◎講師の先生方
マンドリン : Steffen Trekel , Katsia Prakopchyk
ギ タ ー : Han Jonkers , Stefan Jenzer
指揮・音楽理論 : Prof. Jörg Nonnweiler
◎ドイツ語でのご案内は http://bzvs.de/ の Kurse からご覧ください。
Ottweiler Gitarren- und Mandolinenseminar vom 19.07. bis 25.07.2013
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◎お申込み : 興味のある方、ご質問のある方は、お気軽に下記までご連絡ください。
片岡マンドリン研究所
ホームページ http://www.kataoka-mandolin.jp/
メ イ ル kataoka@kataoka-mandolin.jp
ツアーコンダクター
児嶋 絢子(こじまあやこマンドリン教室) ayako.mandoline@gmail.com
本田 純子(吉永純子マンドリン教室) junky427cello.ocn.ne.jp
◎2007年、2009年〜2012年に参加した時の様子が、研究所の日記からご覧いただけます。
http://kataoka-mandolin.jp/2012/08/2012_2.html
◆2007年8月 2日〜8月12日
◆2009年7月31日〜8月10日
◆2010年7月30日〜8月 8日
◆2011年7月22日〜7月31日
◆2012年7月27日〜8月 5日
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私のドイツ留学のきっかけは、何を隠そうマンドリン講習会でした。
留学したいなぁと漠然と思っていたけど、実際何をしたらいいんだろう?
と迷っていたときに、
片岡先生と門下の皆様が講習会に参加すると知って私も一緒に参加しました。
その経験がさらにもっとドイツで勉強したい!という強い気持ちに結びつきました。
ドイツの夏は暑すぎず、涼しくて音楽するのにぴったりな季節!
さらにドイツビールも格別!!
留学をしてみたいな、という方相談に乗ります。
そうじゃなくて、
新しい世界でマンドリンやギターを弾いてみたいな!という方もぴったり!!です。
ドイツで一緒に音楽しませんか。そして一緒においしいビールを飲みましょう。