午後4時開演
出 演: ダブルドリブル
安藤真裕子(Pf)
菅谷 圭(Pf)
&
葛城 梢(マンドリン)
ダブルドリブルは、学生時代に知り合った安藤真裕子さん、菅谷圭さんのピアノユニット。
お二人ともピアノも作曲も専門ではないそうですが、主に安藤さんが作曲した楽曲を、お二人でアドリブでその時々で色々にアレンジしながら演奏しているそうです。
普段はライブハウスなどに出演されることが多く、このようなホームコンサートは初めてというお話でした。
前半はお二人のオリジナル曲や演奏がどんな音楽をもとに生まれているのかをたどる趣旨で、お二人の好きな曲やジャンルの楽曲のカバー(ボサノバからハウスまで)を、
後半はダブルドリブルのオリジナル曲を演奏してくださいました。
よくライブハウスで行われているセッションライブなどでは、誰か一人がアドリブでソロをするときには、たいていほかの演奏者はややひかえめに演奏するスタイルが多いのですが、
ダブルドリブルは2人ともがかなり競い合うように絡み合って、若々しく、熱気のこもった演奏でした。
研究所のグランドピアノと、キーボードとで“2台ピアノ”風であったり、
キーボードの音色をエレクトリックピアノ風の音に変えたり、バラエティに富んでいました。
時折担当する楽器を交替したりしていらしたのですが、お二人のフィーリングでその曲に合わせて担当楽器を変えているのだそうです。
お二人の奏でる音は感じが随分違って、安藤さんは流れるようできれいな演奏、菅谷さんは比較的リズムを強調した勢いのある演奏でした。
二重奏曲「アメムボ」では、安藤さんの後輩で、研究所の仲間とはドイツ、ヴァイカースハイム音楽祭でも交流のあった葛城 梢さんがマンドリンで参加してくださいました。
ピアノの音ばかりのコンサートの中にマンドリンの音色が響くと、とても新鮮に聞こえます。
そして、この日はピアノ2台での「アメンボ」別バージョンも披露してくださり、同じ曲でもアレンジと楽器が違えばこんなに違うのか、とびっくりしました。
終演後はたくさんのお客さまに残っていただいて、その場で打ち上げ!
出演者の方とも色々お話のできる場で、私も毎回演奏と同じくらい楽しみにしています。今回のお客様はおしゃべりとお酒の大好きな方が多く、大変賑やかに盛り上がりました。身の回りの話から、音楽の話まで色んな会話が飛び交って、楽しい時間になりました。
「身近にこんな機会があって幸せだあ」と思います。 (仲谷 記)
●プログラム● -----------------------------------------------------------------
第Ⅰ部
・WAVE ・・・A. C. Jobim
・Felicidade ・・・A. C. Jobim
・Autumn child ・・・作者不詳(irishのtraditional)
・ブエノスアイレスの秋 ・・・Astor Piazzolla
・lotus flower ・・・Kenny Dorham
・Love will always find away ・・・Stephanie Conke
第Ⅱ部
・ryogoku ・・・アンドウマユコ
・together ・・・アンドウマユコ
・the moon in a train ・・・アンドウマユコ
・061111 ・・・アンドウマユコ
・アメムボ(マンドリンバージョン with 葛城 梢&2台ピアノバージョン) ・・・アンドウマユコ
・pray to all creatures ・・・アンドウマユコ
アンコール
・大阪環状線のための序章(with 葛城 梢) ・・・アンドウマユコ
・080502 ・・・アンドウマユコ
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2005年3月に結成されたスガヤケイとアンドウマユコから成るキーボードユニット“ダブルドリブル”