午後2時30分開演
出 演: ウエキ弦太(ギター&ヴォーカル)
新岡 誠 (ウッドベース)
&
片岡道子(マンドリン)
仲谷 桂 (マンドラ)
第46回話音倶楽部は、ギター&ヴォーカルのウエキ弦太さんとウッドベースの新岡誠さんをお招きしました。お二人とも話音倶楽部には2度目のご出演です。前回もご紹介しましたが、ウエキさんは米国ボストン・バークリー音楽大学出身のギタリストで、ブラジル、ポップス、ジャズのテイストを融合させた独特のサウンドスタイルを確立されている方です。新岡さんは都内外の有名ホテルやジャズのライブハウス、学校などにも多く出演されています。お二人の気さくなおしゃべりを交えながらの素敵な時間でした。
1曲目にボサノバの「イパネマの娘」(A.C.ジョビン)、2曲目はジャズの「枯葉」の演奏で、普段クラシカルな研究所が少しずつライブハウスのようになっていきました。
3曲目は新岡さんが、ベースを弾きながらギター伴奏にのってLove Song《Dindi》を甘く歌って下さいました。次の「梅干しの歌」は、明治48年の女学校の教科書にのっていた詩にウエキさんが曲をつけたそうで梅干しの目から世の中を見たような歌をウエキさんのヴォ-カルで聞かせていただきました。
お二人はいつもと違うチョッと堅い雰囲気を気にされていましたが、曲が進むにつれ徐々に会場は和んでいきました。
休憩をはさんでワインも程よく入り、Ⅱ部はいよいよライブハウスらしくなってきました。
エレクトリックアコースティックギターで元気な「夏の思い出」の演奏があり、片岡先生・仲谷桂さんも参加です。
ウエキさん作曲の Something Is Comin’Up「これから何かがおこる・・・」、Letter~
Sunday Brunch。そして、この日の為に新岡さんがマンドリン・マンドラの楽譜を書いて下さった「カリオカの夜」。お二人の大ファンの桂さんはとても嬉しそうにマンドラで片岡先生はマンドリンで加わりショーロのリズムにのった4人の演奏はとても楽しそうでした。いつもと違うマンドリン・マンドラの音色が聞けた気がしました。
後半はウエキさんの歌声に手拍子あり、またみんなで歌ったり本当に会場が熱くなってきました。「大切な君」は会いたいのに会えなくなってしまう人を思って作った歌だそうで、とてもしっとりした気持ちになりました。アンコールに「カリオカの夜」をまた4人で弾いて素敵なライブを終えました。
ウエキ弦太さん・新岡 誠さん本当にありがとうございました。 (田久保 記)
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〜 お客さまのおひとり、阪間美穂さんがすてきなレポートを寄せて下さいました 〜
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gt. & vo. ウエキ弦太
bs. & vo. 新岡 誠
マンドリン教室でのホームコンサートに出演されました。
マイクは一応あるけれど
マイクなしでも声の届いちゃうキョリ。
かしこまった客席の空気が
客席から、ステージから、キャッチボールされて
若干硬い雰囲気で始まりましたが
弦太さんの巧みな話術で
お互い徐々にほぐれてゆき
ステージ間にはワインが振舞われたりもして
すっかり空気も和んで
楽しいライブになりました。
▲ 共演者を見守るUエキ氏
1st stage の「Dindi」では
新岡さんがコーラスではなく
メインで歌ったりして、びっくり!
2nd stage では
こちらのマンドリン研究所の先生と
研究所の生徒さんのKさんも加わっての
ギター+ベース+マンドリン+マンドラ
という組み合わせでの演奏が、楽しかったです。
▲ アンプラグドで、セッション中。
ステージに近いかわり、
いちばん左にいるはずの先生が、フレームアウトしてしまいました。
残念。。
主に弦太さんの
オリジナル曲を演奏していたのですが
マンドリンやマンドラが入った演奏は
何だかかわいらしい感じがしました。
ぽんぽん弦を音がはねているような。
今までわりと
ギターでは、ポピュラーな
マンドリンでは、クラシックやアカデミックな
そういう演奏を聴くことが多かったのですが
マンドリンが入ることで
逆(?)にポップな感じに聴こえるのが
とっても不思議。
おもしろいなあ。
「カリオカの夜」の最後で
4つの楽器が同じフレーズを
追いかけっこのように弾いて終わるのが
楽しくて、とても好き。
アンコールでもう一回聴けて、嬉しかったです。
そしてこのセッションのときは
完全アンプラグドでの演奏だったので
弦太さんも
普段は録音のお仕事のときに使用する
ライブではお目にかかれないギターを使っていました。
わあー。
ライブでお目にかかれるギターは
限られているので
わたしたちにとって
とても貴重な機会です。
この「話音倶楽部」には
2005年の9月以来、2度目の出演です。
そう思って前回のときのレポートを振り返って読んでみたら
このときに感じたことと
今回感じたことが
まるで同じで、びっくりしました。
ついでにお客さんからの質問も(笑)。
「夏の思い出」にまつわることも同じ。
(今年は、7月の「僕ンち的」以来2度目でした。)
弦太さんや新岡さんは
ずっとずっと前から演奏することを続けてきて
今回共演した研究所の先生や生徒のKさんも
それぞれのやり方で、演奏すること続けてきて
続けてきたからこそ
重なり合う今回があったんだなあ。
わたしは相変わらず
楽器はひとつもできないし
何か、続けてきたこともありません。
続けること
積み重ねることは
財産だな。
わたしも何か
そういうことを持ちたいな。
楽しい音楽とともに
弾いているひとたちのまぶしさを
感じた演奏会でした。
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▲ 「夏の思い出」演奏中!
当日配られたプログラムに
あらかじめセットリストが載っていたのですが
実際はかなり自由に演奏されました(笑)。
1st最後の「春」の、終わりと
2nd最初の予定だった「Letter」の、始まりが
コードが同じだそうで
そのつながりも
ちょっとしたこだわりというか
演出の気持ちだったのだけど
間に予定外に「夏の思い出」が入って
ちょっとよくわかんなくなっちゃたり。
ぷぷ。
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阪間さん ありがとうございました
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●プログラム● -----------------------------------------------------------------
第Ⅰ部
・Garota de Ipanema(The Girl from Ipanema) ・・・作曲:Antonio Carlos Jobim
・Les Feuilles mortes(Autumn Leaves) ・・・作曲:Joseph Kosma
・Dindi ・・・作曲:Antonio Carlos Jobim
・梅干しの歌 ・・・作曲:ウエキ弦太/作詞不詳/補作詞:矢木祥恵
・愛を語ろう ・・・作曲:ウエキ弦太/作詞:矢木祥恵
・春 ・・・作曲:ウエキ弦太/作詞:矢木祥恵・ウエキ弦太
第Ⅱ部
・夏の思い出 ・・・作曲:中田喜直
・Something Is Comin’Up ・・・作曲:ウエキ弦太
・Letter~Sunday Brunch ・・・作曲:ウエキ弦太
・Noites Cariocas ・・・作曲:Jacob do Bandolim
・最強雨男 ・・・作曲:ウエキ弦太/作詞:矢木祥恵
・都会のたぬき ・・・作曲:ウエキ弦太/作詞:矢木祥恵
・大切な君 ・・・作曲:ウエキ弦太/作詞:矢木祥恵
アンコール
・Noites Cariocas
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