片岡マンドリン研究所
アンサンブル テスタ カルド
2006年02月11日  アンサンブル テスタ カルド 第10回演奏会

場所:ルーテル市ヶ谷センター
開場:18:00/開演:18:30
チケット:全席自由3000円
第10回演奏会ライブCD  好評発売中

【プログラム】
第Ⅰ部
Sketch Book (スケッチブック) Tanz-Suite op.57 für Zupforchester  ・・・Dominik Hackner
  Ⅰ.Warm up −Allegro
  Ⅱ.Funeral for Jaws −Tempo di marcia funebre
  Ⅲ.Lullaby for a blind cat −Scherzo −Allegretto
  Ⅳ.Remember Gopak −Tanzfinale,schnell

Concerto Capriccioso (コンチェルト・カプリチオーソ)
        für Mandoline und Zupforchester  ・・・Herbert Baumann
  Ⅰ.Allegro  Ⅱ.Andante sostenuto  Ⅲ.Allegro giocoso
  マンドリン独奏:桜井至誠

Voyager (ボイジャー) 【委嘱初演】  ・・・桜井至誠

Prima Suite (第一組曲) für Zupforchester  ・・・Claudio Mandonico
  Ⅰ.Tango  Ⅱ.Barcarola
  Ⅲ.Scherzo Particolare  Ⅳ.Adagio  Ⅴ.Danza Russa

第Ⅱ部 
Triple Cadence+(2005-06) for Contrabass,Organ and Mandolin = Guitar Orchestra
(トリプル・ケイデンス+(2005-06)
   −コントラバス、パイプオルガン、マンドリン = ギターオーケストラのための−)
                            【委嘱新作 世界初演】  ・・・原田敬子
  指 揮 (客演):中川賢一
  コントラバス(客演):都筑道子
  パイプオルガン(客演):原田靖子

Drei Rondos (三つのロンド) für Zupforchester  ・・・Ulrich St. Fauth

Tre Pezzi (三つの小品) für Zupforchester  ・・・Jürg Baur
  Ⅰ.Danza  Ⅱ.Passacaglia  Ⅲ.Caccia


【ステージメンバー】
Conductor    中川賢一(客演)  桜井至誠  片岡道子
Contrabass   都筑道子(客演)
Pipe Organ    原田靖子(客演)
Concert Master 田島泰子  桜井至誠  望月 豪
1stMandolin   市橋翔太  小浦健輔 ○桜井至誠  田島 透  ○田島泰子  ○望月 豪
2ndMandolin  植野絢子 大室なごみ 小泉文代 ○島 周作 田村恭子 中村忠夫 矢野祐子
Mandola-Tenor 井上真紀子  片岡道子  工藤翔吾  ○仲谷 桂  船木克弥
Mandolon-Cello ○五十嵐伸光  内山浩行  鈴木 歩
Guitar       岡村綾子  鈴木亜理紗  高橋明遂  ○都筑文子
Contrabass    柴田乙雄(賛助)

第10回演奏会


【アンサンブル テスタ カルド 第10回演奏会を終えて】
2006年2月11日(土) アンサンブル テスタ カルド第10回演奏会、無事終了いたしました。多くのお客様にご来場いただき、本当にありがとうございます。満席のために立ち見となってしまわれた方々には、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
今回の演奏会はテスタ カルドの節目となる第10回の記念演奏会。全曲、現代を生きる方々の作品でプログラムを組み、私達にとって今までにも増してチャレンジ、チャレンジの演奏会となりました。そして、さらにテスタのために書かれた委嘱新作の初演にも2曲取り組みました。
メンバー桜井至誠の新作「ボイジャー」は、宇宙空間を旅する惑星探査機の様子に、作曲者のナイーブな感性と奥深い思いが表現され、当日のアンケートでもとても好評を得ました。
もう1曲は、第10回の記念にと、国際的にも高い評価を受け活躍していらっしゃる原田敬子氏に委嘱しました「トリプル・ケイデンス+」。1月末に曲が完成してから本番までの短い練習期間に、パイプオルガン、コントラバスを入れてのリハーサルを重ね、本番を迎えました。 “コントラバスとパイプオルガンとマンドリン&ギターオーケストラのための”という、今までにない編成での新作は、マンドリンを初めて聴くお客様にも多数ご来場いただくきっかけともなり、私達にとってまたぜひ再演したい、大切な曲となりました。
また今回、演奏会本番を迎えるまでには、多くのプロの演奏家の方達との出会いがありました。新作を書いてくださった原田敬子先生。原田新作を指揮して、本番で一番の演奏ができるよう私達をぐいぐい引っ張ってくださった中川賢一先生と、共演のパイプオルガン原田靖子先生、コントラバス都筑道子先生。そして原田新作以外のすべての曲で、低音の支えとなるコントラバスを賛助してくださった柴田乙雄先生。こうしたプロの演奏家の方達との共演する機会は、私達にとって、とても貴重な時間であり、新たな興味を沸き起こし、新鮮な刺激となり、更なる音楽への楽しみを呼び起こしてくれました。
第10回演奏会は幕を閉じましたが、これからも、またチャレンジのテスタ カルドの活動を楽しみにしていてください!そして応援よろしくお願いいたします!!
                 2006年2月   アンサンブル テスタ カルド代表  都筑文子