片岡マンドリン研究所
アンサンブル虹
2003年08月24日  「24時間テレビ」出演者の皆様からお便りを頂きました 3

24時間テレビ レポート

長谷川 リウ子

とびうおや 挑む心にスイッチオン
 私は22歳から視覚障害者になりましたが、点字指導や歩行訓練をうけたのは40歳を過ぎてからでした。 上の子の結婚、そして49歳の時の2人目の孫の誕生、そして、下の子の就職、そんな普通の主婦です。 それまでにいろいろサークルに参加してきましたが、50歳の今年何かに挑戦してみたいなと、漠然と思っていたところ 24時間テレビの制作スタッフの佐藤さんと会い、その後、出演依頼が来ました。その時はマンドリンに挑戦することと 視覚障害者は男性2人、女性2人であることしか知りませんでした。

50歳の夏マンドリンに挑戦す
 6月15日、初めて視覚障害者の4人のメンバー、日本テレビのディレクター、制作会社の方、片岡先生とお弟子さんたち、さらに驚いたのはTOKIOの山口達也さんがサポーターであること、またまた驚いたのは、8月24日武道館で4人での生演奏をすると聞かされたことでした。
その日の練習やインタビューでは、なにがなんだか分からぬままで終わり、マンドリンを家に持ち帰り、その日から自宅練習と、週に2回、森先生に来ていただくというスケジュールがはじまりました だんだん、私で良かったのか?触ったこともないのに、弾けるようになるかしら?と不安がいっぱい。一人一人のテスト・・・あの時は心臓が飛び出しそうでした。 でも、テレビ局からの熱い期待とプレッシャーの間で、常に変わらずの、片岡先生の暖かいご指導を感じました。
岩下さん、金子さん、高橋さん、私も、絶対成功させたい思いで、それぞれの努力、お互いに励まし合いを強く感じられ、そのままのマンドリン班がまとまり、本番当日を迎えられたと思います。 緊張はしましたが、もう2度とない経験、しっかり、ゆっくり、じっくり、武道館での演奏を味わうことが出来ました。

流れ星 武道館に 夢叶いたり
放送後の反応は、嬉しいことばかりでした。 本格的な演奏を聴いたのは、9/1の片岡先生のコンサートでした、そんな忙しい中、私たちの指導を引き受けてくださったことを知り、改めて片岡先生はじめ、片岡マンドリン研究所のみなさまに感謝しています。 兄からのマンドリンのプレゼントというきっかけもあり、森先生に引き続き教えてもらえることになりました。 思いがけない事に出会え、忘れられない夏になりました。ありがとうございました。