片岡マンドリン研究所
話音倶楽部
2002年05月11日  第19回話音倶楽部

出演:ルイ・セツ さん:二胡奏者

第19回話音倶楽部

今回の話音倶楽部は、中国の二胡奏者ルイ・セツ( ルイ・セツ)さんをお招きいたしました。 二胡を間近で見るのは初めてでしたが、胴体の部分がマンドリンよりかなり小さい、というのが最初の印象でした。 弓は2本の弦の間に挟まれていて、手を離しても弓が楽器から離れることはありません。 日本では胡弓と呼ばれることが多いようですが、中国で胡弓というと、弓を使って演奏する中国の弦楽器の総称で、それには二胡より音が高い楽器や低音の楽器、京劇に使われる楽器などが含まれます。 マンドリンに比べると弦と指板の間がかなりあいていて、弦の押さえ方も指板に弦を押しつけるのではなく、弦を強く押さえるか軽く押さえるかによって、半音違う音となります。

第19回話音倶楽部 第19回話音倶楽部

プログラムは、中国の民謡や二胡のオリジナル曲から、私達にもなじみのある日本の曲まで、大変楽しめるものでした。 中国の民謡では、その地方の情景が目に浮かんでくるような、やさしい音色を聴かせていただき、また「競馬」という曲は、まさに競馬の1シーンを見ているような勢いのある楽しい演奏で、 馬のいななきを表現した音には、お客様から感嘆の声があがりました。 演奏後には、ルイさんのご指導のもと、お客様のお一人が二胡演奏に挑戦し、大変盛り上がりました。