早いもので、話音倶楽部も今回で4年目に入りました。 12月は恒例の実行委員による演奏会。 二重奏、三重奏、四重奏と様々な編成で、多彩な曲をお届け致しました。
今回は、2000年、ドイツ、ラスタット音楽祭に参加したおりに、現地のマンドリン製作家、AlfredWoll氏にオーダーしたマンドリンも登場。 このマンドリンは1760年にジュゼッペ・ビナッチャが製作したマンドリン(本物のガット弦を使用)を細部に渡り再現したもので、現在の金属弦のマンドリンとは違う、繊細で優しい音を持っていました。 今回はチェンバロ(クラビノーバを使用)とのデュオでR.バレンタイン「アダージョとアレグロ」、J.S.バッハ「メヌエット」で演奏。 バロック時代のマンドリンの暖かみのある音色に酔いしれたひとときでした。
◆ プログラム ◆
・きらきら星変奏曲(越智 敬) ・・・片岡道子 松下やよい
・3つの思い出(S.パッシ)
1.12月の朝の霧の景色
2.スペインのお城
3.1本足の踊り
・日本のメロディーによる二重奏より(越智 敬)・・・森真理 飯田泰子
・ソナタ op.3 No.2(J.M.ルクレール)
・甘い思い出(R.カラーチェ) ・・・森真理 飯田泰子 田島文子
・アダージョとアレグロ(R.バレンタイン) ・・・片岡道子 片岡夏子
・メヌエット(J.S.バッハ)
・ララバイ テニス・ワルツ(N.コシュキン) ・・・森真理 飯田泰子
・フラスキータのセレナーデ(F. レハール) ・・・片岡道子 松下やよい 田島文子
・セレナーデ(F.P. シューベルト)
・セレナーデ(R. ドリゴ)
・マンドリン・セレナーデ(C.チャップリン)
・3台のマンドリンと
ギターのための小品集(F.ウォルター) ・・・飯田泰子 森真理 片岡道子 田島文子
1.ワルツ
2.マーチ
3.アレグレット グラツィオーソ
4.ヴィヴァーチェ
今回はマンドリンオリジナルやポピュラーとして演奏されて来た曲の他に、11月のアンサンブル テスタ カルドの演奏会で演奏した「コントラスト」の作曲者であるセバスチャン・パシ氏の「3つの思い出」、ギター曲であるN.コシュキン氏の「テニス・ワルツ」をマンドリンに2台にアレンジするなど、様々なスタイルでの演奏となりました。