第15回話音倶楽部では、マンドリン奏者としてだけでなく、ARSNOVAマンドリンオーケストラ、マンドリン・クァルテットを主宰するなど幅広く活躍しておられる井上泰信さんをお迎えしました。 演奏もさることながら、巧みなトークで(しっかりと笑いも取りながら)盛り上げて、観客を決して飽きさせない進行はさすが。 2日目では30分以上のおしゃべりがあったり(恐らく話音倶楽部新記録)と、素晴らしい演奏&トークで楽しませて頂きました。
今回はマンドリンとリュートモデルノによる演奏でしたが、実はこのリュートモデルノは故中野二郎先生所蔵の品。 素晴らしく上品なサウンドと井上さんの演奏に聴き入ってしまいました。
■井上 泰信
1975年京都生まれ。 同志社香里中高、同志社大学各マンドリンクラブにおいて指揮者として活躍。 1994年、ドイツでの第1回国際マンドリン独奏コンクール次位。 同年第14回日本マンドリン独奏コンクール第1位。 1997年第3回ロシア北方杯国際独奏コンクールマンドリン部門第1位。
1997年より「ARSNOVA Mandolin Orchestra」、1998年より「ARSNOVA Mandolin Quartet」を主宰。 本年より新たに室内楽活動の拠点として「ARSNOVA Mandolin Ensemble」を結成。
現在、京都教育大学、名古屋大学、東北大学、獨協大学、三重県立上野高校、同志社香理高各マンドリンクラブの指導にあたる。 木下正紀、川口雅行両氏に師事。