片岡マンドリン研究所
話音倶楽部
2001年07月14日  第14回話音倶楽部

第14回話音倶楽部 第14回話音倶楽部

第14回話音倶楽部ではギターリストの毛塚功一さんをお招き致しました。 2000年12月の話音倶楽部特別コンサートに吉田剛士さんとのDUOでご出演していただいた時に「是非毛塚さんのギターソロを聴いてみたい!」というお客さんが多かったため、今回ご出演を御願い致しました。

お客さんにマンドリンを弾く人が多い・・・ということで、今回はスペインの曲を集めたセットリスト。 曲も「どこかで聴いたことがある」、ギターを弾いたことのあるひとなら「ギターでこの曲を弾いてみたい」と思えるような魅力的なプログラムになりました。 演奏に先立ち、曲の出来た背景、曲のイメージの解説もあり、今まで何気なく聴いていた曲でも新たな発見がありました。

独特な甘い音色が夏の暑さを和らげた上品なコンサートとなりました。

◆ プログラム ◆
グラン・ソロ op.14               F.ソル
アラビア風奇想曲                   F.ターレガ
アルハムブラ宮殿の想い出               F.ターレガ
モーツァルトの魔笛の主題による変奏曲 op.9    F.ソル
アストゥーリアス op.232−1          I.アルベニス
スペインセレナーデ                  J.マラツ
スペイン舞曲第5番「アンダルーサ」op.37−5   E.グラナドス
マジョルカ op.202               I.アルベニス
朱色の塔 op.92−12              イ.アルベニス


■毛塚 功一
宮城県石巻市出身。 6歳からギターを始め、8歳で故菅ノ又信太郎氏に師事。 75年、第1回東北ギターコンクール2位。 77年、第3回東北ギターコンクールで1位入賞。 78年、日本ギタリスト協会主催、第9回新人賞選考演奏会(現クラシカルギターコンクール)で新人賞を、同年東北ギター音楽協会より「沢口賞」を受賞する。 その後、湯下節男氏に指導を受ける。 79年、上京し故久坂晴夫氏に師事。 82年渡欧、平岡清一氏に指導を受ける。 同年、東京にてデビュー・リサイタルを開催し、各地で本格的な演奏活動に入る。 95年、東京ギターカルテットを結成し、1stギターを務める。 CD「ギター名曲16選」「ギター名曲22選」「”愛の歌”ギター名曲集」「ソル/練習曲集作品6・29」「青の風景/東京ギターカルテット」等、7タイトルが発売されている。 日本ギタリスト協会委員。