ドイツから来日された越智敬さん、シルビア・オチ・ケルナーさんをお迎えして話音倶楽部特別コンサートが行われました。 越智先生には2000年5月の片岡マンドリンアンサンブルヨーロッパ演奏旅行で大変お世話になりました。 今回は18日に茨城県北相馬郡守谷町で行われたマンドリンチャリティーコンサートと同じプログラム。 ヨーロッパのマンドリンについてなど、日本では知ることの出来ない色々なお話も聞かせていただきました。 終演後は持ち寄りの料理で簡単なパーティーが行われ、話音倶楽部にふさわしい暖かなひとときとなりました。
◆ プログラム ◆
ソナタニ短調 B.マルチェロ
ソナタト短調 G.B.ゲルバシオ
フランス民謡による変奏曲 ピエトロ・デニス
ソナタニ長調 C.G.シャイトラー
ソナタ・コンチェルタータ イ長調 ニコロ・パガニーニ
ナポリ民謡より
マッティナータ、セレナータ 続木繁之編
日本古謡 さくら 続木繁之編
スプリング・スプラング 藤掛廣幸
マンドリニストの行進曲 メッツァカーポ
■越智 敬
東京外国語大学卒業。 比留間きぬ子に師事。 1959年NHKオーディション合格。 1961年、ジークフリート・ベーレントに招かれた恩師の助手として渡独し、恩師並びにベルリン総領事の計らいで滞独。 マンハイム市立音楽院撥絃楽器主任、ハイデルベルグ、マンハイム音楽大学マンドリン科講師、国立マンハイムオペラ劇場ギター・マンドリン契約奏者、全ドイツマンドリンオーケストラのコンサートマスターを歴任。 また、ドイツマンドリン連盟の最高章(リッター賞)を受賞。 日本マンドリン連盟会員。 数多いテレビ出演、ラジオ録音はドイツの全放送局、スイス、オランダ、フランスなど、全ヨーロッパに及んでいるが、中でもザール州放送局での200曲以上の18世紀オリジナルマンドリン音楽の録音は貴重なものとなっている。
ヴァイカースハイム国際音楽祭マンドリン部門、合演講師。 レコード、CDは20枚を越す数をヨーロッパで出版している。
■シルビア・オチ・ケルナー
西独ザール州ザルイに生まれる。 8歳の頃よりハインリッヒ・バッシュブッシュにマンドリンの指導を受ける。 14歳でジークフリート・ベーレントのザール州ツプフオーケストラの団員になる。 越智敬と結婚以来マンドリン二重奏およびチェンバロ、またはギターを加えたトリオの一員としてテレビ、ラジオ、レコードに活躍中。
ドイツ・ツプフオーケストラ第2コンサートマスターでもあり、マンドリン奏者、教授者と小学校講師を兼ねる。 海外演奏はフランス、オランダ、ルクセンブルグ、スイス、イタリア、スペイン、オーストリア、アイルランド、ユーゴスラビア、モロッコなどがあげられ、パリ6回及びフランス各地の演奏はその中心をなしている。