今回の話音倶楽部ではコントラバシストの都筑道子さんとピアノの佐塚志麻子さんをお迎えしました。 普段余り聴くことの出来ないコントラバスの独奏曲を紹介して下さいました。 演奏だけでなくコントラバスの歴史的なお話や、右手に持つ弓のフレンチ式とジャーマン式の奏法の違いなど、非常に貴重なお話をお聞きすることもできました。

●都筑 道子：Tsuzuku Michiko（コントラバス）
４歳よりピアノを始め桐朋学園大学短期大学部（ピアノ専攻）を卒業。 その後コントラバスを始め桐朋学園大学音楽学部（コントラバス専攻）に入学。 １９９１年同大学主催卒業演奏会に出演。 １９９２年タングルウッド音楽祭にフェローシップとして参加。 １９９４年文化庁派遣芸術家在外研修員として渡米。 １９９７年ボストン大学大学院芸術学部修士課程を優秀賞で修了。 コントラバスを堤俊作、西田直文、小野崎充、エドウィン・パーカー、ゲイリー・カーの各氏に師事。
在学中よりＮＨＫ交響楽団など在京のオーケストラをはじめ、和波孝禧＆いずみごうフェスティバルオーケストラ、フィルハーモニア管弦楽団、ドイツ・バッハ・ゾリステン等に参加。 室内楽ではＡｌｅａⅢ、アンサンブルＪ、カルテット・マーノ、安田弦楽四重奏団、小林道夫、クルード・フランク諸氏と共演。
１９９９年河合ミュージックショップ青山主催のフレッシュコンサート及び桐朋学園大学短期大学部公開講座にてリサイタルを行う。 　サイトウ・キネン・オーケストラ、ロイヤル・チェンバー・オーケストラ、MANUFACTUREのメンバー。 国立音楽大学附属音楽高等学校講師。

●佐塚 志麻子：Satsuka Simako（ピアノ）
国立音楽大学ピアノ科卒業後、アスペン音楽祭に参加。 １９９２年ボストン大学よりスカラシップを受け渡米。 ボストン大学大学院芸術学部修士課程修了。 １９９５年にはアーティスト・ディプロマコース奨学生としてロンジー音楽院に入学。 在学中、楽院からの推薦によりフェデラルリザーブ・バンク・オブ・ボストンにてソロ・リサイタル、その後コンチェルト・コンペティションに合格し、ロンジー・チェンバー・オーケストラとコンチェルトを協演。
１９９９年テングルウッド・インスティテュートのスタッフ・アカンパニストを務める。
福岡幸子、児玉幸子、アンソニー・ディボナベントュラ、ベンジャミン・パステルナーク、ビクターローゼンバウムの各氏に師事。