期間:1999年2月20日(土)〜21日(日)
場所:片岡マンドリン研究所
【N旅館に花束を】
正確な月日は忘れたが、あれは1999年2月のそれは寒い寒い日だったと思う。
3月の演奏会に向けての合宿は、規模が当初よりシュリンクし、先生宅で土日行い、夜遅い、ということで高円寺駅のN旅館で宿泊する予定となった。
当初、宿泊人数は男女含め10人あまりのため、「まあ、いいか」と感じていたが、当日蓋を開けてみると、宿泊者は三野君、桜井君、内山の男性3名……。
夕食は合宿期間のため、近くの中華料理屋ではやめに取り、朝食代は文子さんから「一人500円までね!」ということで、合宿費から捻出された1,500円を渡され、N旅館まで3人でトボトボと夜中の23:30にN旅館に到着。
すると、女将が現れ、とっとと前金を預かると、3人は6畳一間の川の字に布団が、すでに並べられた3人部屋(無論、和室)に案内され、さらに「お風呂は24:00までですから」と釘を刺された後、一人ずつ10分間の風呂タイムに。(風呂の規模は家庭用の風呂なので、2人以上では入れない、2人で入ったら、ちょっと、あぶない関係か……!?)
ちなみに、桜井君は旅館に着いてから、ひたすら旅館にあった「ドラゴンボール」(鳥山明著)単行本を読んでいた。
3人は風呂上がりの後、ひっそりとした宴会を1時間ほどで終えた後、明日の練習に備え就寝。
翌日の朝は、素泊まりのため、とっとと7:30には宿を離れ、3人で駅前の松屋に入り、3人揃って、朝から焼肉定食を食した。今でもあの定食の味は忘れられない……(ウソです)。
その後、女性陣I、T、Kさんが同じ日、同じ時刻に京王プラザホテルの週末プランでルームサービスのワインを飲みながら東京の夜景を満喫していた事実は、合宿の1ヶ月後に知らされるので、あったぁ─(田口トモロヲ風ナレーションで)。
内山浩行
結成20周年記念誌 『耀』 (アンサンブル テスタ カルド 20年のあゆみ)より